見出し画像

ネットで自分探し

エッセンシャル思考とは「正しいことをやり抜く技術」のことであり、三つの基本理念がある。
エッセンシャル思考の三つの基本理念 
① 選択…自分が何にエネルギーと時間を使うか選ぶこと
② ノイズ…大多数の物事は不要、小数の重要なチャンスを選ぶ。
③ トレードオフ…一つの物事に集中するにはほかの物事全てにNOといわなければならない。自分の本当の望みを明確化するチャンスでもある。

本当に重要なことを見極めるにはじっくり考える余裕、遊び心、情報収集、十分な睡眠、何を選ぶかという厳密な基準の5つが必要である。

考えるためのスペース
エッセンシャル思考の人は時間をかけて多くの選択肢を調査・検討し、本当に重要なものを見極める。
多数の些末なことから重要な物事を見極めるには誰にも邪魔されない時間が不可欠。
だから孤独は思考を深める絶好のチャンスであり、本質を見抜くためには最高の環境である。
予定で忙殺されているとどうしても目の前のことに飛びついてしまいがちだが、人生の主導権を握るためにも考える時間を設けた方がよい。
忙しいと、視野が狭くなり自分のための時間か他人のための時間どちらかを見極めることが困難になってしまう。自分が本当にやりたいことなのか、他人のために時間を使っていないかしっかり俯瞰して考えよう。
また時間を確保することは勿論重要だが、その質も問われる。肉体や精神が悪い状態なら時間があっても悪い思考ばかりが頭を巡ることになってしまう。没頭することが生産性を上げるためにもっとも大事なことである。食生活、睡眠はもちろんのこと、作業中に気が散らないよう、スマホなどには十分気を付けよう。


情報―本質を見抜く
情報の核心を掴み本質を見抜く目を養うには日記をつけること、知識を付けて普通と逸脱を見つけられるようになることが大事だ。

遊びー内なる子供の声を聴く
コロンブスは遊んでいるときに地球が丸いことを思いつき、ニュートンは空想しているときに木から落ちるリンゴを見て万有引力の法則を思いついた。
遊びこそが創造性と探求心の源である。遊びは脳の柔軟性、順応性、創造性を高め、ストレスを軽減する。さらに計画、決断、予測、優先順位付けなどの高度な機能を活性化する。

睡眠―1時間分の眠りが数時間分の成果を生む
人間にとって最大の資産はお金でも、時間でも、知識でもなく自分自身だ。体を最大限ケアしてあげることは仕事の質を最大限に高めてくれる。
世界の一流の人たちはよく眠るという事も明らかになっている。彼らの1日の平均睡眠時間は8・5時間で、昼寝も週平均で3時間ほどするようだ。睡眠が世界のエリートの生産性を支えているのだ。
十分な睡眠は脳の問題解決能力をアップさせる。寝ているときに脳は膨大な量の情報の整理と再構築を行うため、多様な解決策を提示してくれる。

選抜―最も厳しい基準で決める
本当に重要な選択を見極めるには、選択を「絶対やりたい」か「絶対やらない」の二択にすることだ。そうすれば中途半端な選択肢に悩まされずに済み、トレードオフを強く意識できるためより合理的な判断ができるようになる。
人間にはすべてをやることなどできないし、マルチタスクも向いていない。一つやることを決めたらそこに全力集中して最大のパフォーマンスを上げるためにも大事なことだけを選択することは必要だ。


断ることで相手との関係が一時的に気まずくなることはあるが、重要度の低いことはやらないということはプロフェッショナルとしての証でもある。自分を安売りしないということに繋がるからだ。長期的に見れば好印象よりも敬意を持たれることが重要なのだ。

過去の損失を切り捨てることも大切だ。サンクコストを意識して一度買ってしまったからとつまらない映画をだらだら見ることは賢明ではない。お金だけでなく、時間まで無駄にしているからだ。
様々な心理的バイアスから自由になりきっぱりとやめるスキルを身に着けよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?