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第1章〜食事〜2016.その8

こんにちは、BKです。

Instagramにて、僕の最近の朝食、夕食を時々アップしています。

ここ最近【超一流の食事術】を知人に紹介する機会が増えています。

”美味しいものを食べたい”

これは人間の普遍的な欲求だと思います。

ただこの世の中には美味しいものが溢れていてついつい食べすぎてしまう、
その代償が体型に表れたり、体調不良となって人間の身体に変化を及ぼす。

特に30代を過ぎると20代の時と比べて代謝が落ちるなど身体の変化を感じやすく
、その変化に対してどう対処して良いかわからず悩まれる方が多いようです。

そんな中、僕が最近よくされる質問があります。

『普段どんな食生活してるの?』これです。

なぜこの質問を僕がよくされるかというと、
会食の際に目の前でその方以上に食べるにもかかわらず
見た目が痩せているからです←自分でいうな笑

何を隠そう、僕も美味しいものを食べることに人一倍の幸福感を
得る人間なのです。

食べる量が圧倒的に多いにもかかわらず体型をキープできている、
そこに目をつけられて質問されるようなのです。

その答えの切り口として、【超一流の食事術】を紹介し、
この本で得た知識を応用することで体型や健康状態もキープ出来ている
とお伝えします。

前回は良いアブラを具体的に紹介しました。

今回はその良いアブラを食事に使うことで、
どの様な効能を得ることができるのかについてご紹介したいと思います。
※糖質を控えたうえで良いアブラを使うという前提に基づきます。

1.細胞が元気になる!

以前の記事で、細胞膜は脂質からできているとお話ししました。

細胞は良いアブラを摂取することで良い脂質、つまり良い細胞膜に生まれ変わる、
すると良いアブラを材料にして出来上がった細胞膜はシャボン玉の膜のように
弾力性に富み、酸素や栄養素をスムーズに細胞内に取り込むことができます。

また同時に老廃物を排除しますので、より健全な細胞へと変化するのです。

さらに細胞内には”核”と言われる遺伝子の格納庫があり、遺伝情報の保存や伝達
を行なっていますが、実はこの核の膜も脂質によって作られているのです。

【超一流の食事術】の著書の中で
カリフォルニア大学のディーン・オーニッシュというメディカルドクターや
スタンフォード大学のブルース・リプトンという細胞生物学者が
『細胞の環境をかえることによって、細胞をがんへ誘う遺伝子のスイッチをオフにして、健康に導く遺伝子のスイッチをオンにする』ということを提唱している
と紹介しています。

ここでいう環境とはつまり細胞膜、核膜であり
良い細胞膜、核膜であることが健康のスイッチをオンにしてくれるのです。

またがん細胞は低酸素状態だと増殖しやすいことがわかっています。

がん細胞は遺伝子のミスマッチで発生するので、どんな細胞にも起こり得ます、
酸素を十分に取り込めない細胞膜をもつ元気のない細胞はどんどん増殖してしまうということです。

さらに細胞にはプログラム細胞死(アポトーシス)という機能があり
細胞の入れ替わりが起こることで身体の健康を保ちますが、機能の悪い細胞膜を有した細胞はアポトーシスの情報をキャッチできず、がん細胞がずっと生き続ける
ということになるのです。

良いアブラは細胞にとって健康な状態を保つためのまさに潤滑油となっているわけです。

2.お腹一杯になる!

一般的に人がお腹一杯であると感じる時、
大半の方がご飯を食べた後に感じることが多いと思います。

僕の考え方として半分は正解で、半分は間違いです。

確かに僕も以前はご飯を沢山食べる、なんなら人よりも多く食べる傾向があった
人間だったので”お腹一杯になる”という概念はこの通りでした。

ところが【超一流の食事術】を読破し、良いアブラを摂取することで
この概念は180度ちかく変わりました。

ぼくの言いたい”お腹一杯になる”という概念は
ご飯をそれほど食べなくても少量で”お腹一杯になる”ということです。

つまり良いアブラを食事に添加することでご飯をそれほど食べなくても
満腹感を感じることができる、お腹一杯になることができる
のです。

なぜご飯をそれほど食べなくても満腹感を得ることができるか
具体的に説明しましょう。

第1章のその3でも説明しましたが、脂肪細胞には脂肪酸(脂質)というエネルギーを保有するタンクがあります。

良いアブラは体内でこの脂肪酸に変換され脂肪細胞に貯蓄されるわけです。

すると脂肪細胞から”満腹ホルモン”と言われるレプチンが分泌されます。

レプチンの働きにより食欲が抑えられ、結果食べ過ぎを防ぐことができます。

ここで『脂肪細胞からレプチンが分泌されるのなら、脂肪の多い人、つまりは
太っている人はレプチンが沢山分泌されるはず!太っている人ほど満腹感を得やすいのでは?』と考える鋭い方もいるかと思いますが、残念ながら研究等にて
肥満であることはレプチンの分泌量の低下、そして働きも悪くなることが
わかっています。

ここでも”糖質を控えて良いアブラを摂ろう”のテーマが思い返されます。

糖質を摂ることで中性脂肪が増え、肥満の原因となりレプチンの分泌が減少する、
身体は満腹感を得たいがためにまた食べる、中性脂肪が増えることで
レプチン分泌がさらに減少する負のサイクル。

逆に良いアブラを摂ることで良質な脂肪酸からレプチンが分泌され満腹感を
得やすくなる、食事の回数、一度の食事量が減ることで肥満になりにくくなる、
さらに良いアブラを摂り続けることでレプチン分泌が活発になり食べる回数、
食事量が一層減少して太りにくい体質となる正のサイクル。

良いアブラを摂取することで正のサイクルを生む良い側面の
”お腹が一杯になる”状態に身体を誘うことができます。

3.脳、ホルモンバランスを整える


以前も書きましたが科学的にも糖分、ひいてはブドウ糖は脳のエネルギー源
として利用されます。
が、なにもブドウ糖だけがエネルギー源ではありません。

これまで何度も出現している脂質もエネルギー源(ケトン体)として
使用されます。

※脳のエネルギーについては過去記事参照↑

【超一流の食事術】によると、なんと脳は重さの60%を脂肪が占める臓器であるという驚きの情報もあります。

脳の細胞にも他の細胞と同様、細胞膜や核膜が存在することを考えると、
糖質をあえて摂取して脳のエネルギーにするくらいなら、
良いアブラを摂取した脳の細胞からエネルギーを得ることの方が、
脳がクリアに機能して結果良いパフォーマンスにつながるということです。

さらに脂質はセロトニンやドーパミンなど脳の神経伝達物質をつくることが
わかっています。
特にセロトニンやドーパミンなどは分泌されることで、
幸福感を感じやすくなったり心の安定ややる気をおこさせるなど、
人の感情や意欲の面で多大な影響を与えてくれる物質です。

良いアブラを摂取することで質の良い神経伝達物質を充足することができ
脳の機能も向上するということですね。

著書内でも著者のジョーンズ先生の実母が約12年間うつ病に悩まれていた
にもかかわらず、良いアブラ中心の食生活を徹底した結果
見事うつ病を克服することができたというのです。

これは脂質改善による神経伝達物質の分泌が増えたことでうつ病を克服できた
と考えることができると思います。

いかがだったでしょうか?
今回は良いアブラを食事で使うことで得られる効能を具体的に紹介しました。

効能とはいっても実際のところどうなの?
と思われる読者の方も多くいらっしゃると思いますので、
次回は僕自身が食事に良いアブラを取り入れたことで
当時どんな効能を得たのかをお話ししたいと思います。

ご精読ありがとうございました。
ではまた次回。

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