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「哲人が恋愛を考える」授業

公共「倫理(=哲学基礎)分野」まとめの授業

 この分野は、多くの哲人が出て来て、それはそれぞれの人を深く調べるととっても興味深い(というか実におもしろい)お話になるのですが、与えられた時間は少なく、かつ登場人物(して欲しい考え方やそこに関連する人物)の数はとても多いという状況です。
 そこを無理やり『教え込んだり』『プリント穴埋めでまとめさせたり』するとただただイヤになって社会科(公民科)嫌いを増やすだけになってしまいます。それは、当に、この社会で生きていく「民主主義を支える社会人」の育成に逆行することになります。

”愉しく深い学び”へ

 そこで、担当しているクラスの生徒ひとり一人が、自分自身で関心をもって進められるテーマを一つだけ提示して、みんなが意欲的に話ができるように、議論が広がり深まるように授業という学びの場を創ろうと意識しました。そこで、そのテーマとして選んだのが…

”恋愛について”

 このテーマは、ぼく自身が、とても人生の中で大切にしていることでもありますが、もちろん思春期の生徒も関心の高いということも選択した理由でsもあります。

生徒ひとり一人が一人の”哲人”に

 生徒ひとり一人が、自分の選んだ一人の哲人(哲学者、思想家)になって、この”恋愛”というテーマについて自分の考えを創り上げる。そのときに、他の人の考えを聴き、人と議論し、それぞれの考えを磨き合い、磨き上げていきます。

愉しく、深める”学び”

 生徒の学びへの姿を観ると、もっともっと学びを「進めたい」「深めたい」という様子が感じられます。まぁ、もしかしたら、賢い生徒が私たち教員にそのように感じさせるように表現しているのかもしれません。それはそれで「好い」と考えています。それは……(続く)


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