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「もう、授業研究会などでは授業公開なんてしない」

公開授業研究会

 勤務校で授業公開があるときに、ぼくも授業を公開させていただくのです(公開授業とするかどうかは担当教員の自由となっています)が、いままではできるだけ多くの授業をその時間に入れていただき、公開させていただくようにしてきました。
 何よりもありがたいことは、公開授業研究会等で授業公開を行ったときは、授業後に「検討会」があり、そこで自分の授業についての感想やご意見をいただき、またそこから自分の考えやその授業の意義を話し合うことによって、授業のブラッシュアップができるとともに自分自身の授業に対する考えが確認できることです。
 今回はそのことができなかったため、もう自分にとっていいことはほとんどなかったと感じています。

特殊な事情

 勤務校では、多くの公開授業があり、事前に指定することなく、自由に見て回れることが可能になっています。そして、検討会は、授業の方法や進め方でいくつかのグループに分かれていて、参観者は自由にどこかのグループに参加する形式となっていました。自分の属するグループはAL(アクティブ・ラーニング)に関するところでしたが、人数が多かったので教科で分かれることとなりました。
 ぼくは、理科で採用されていて、県内では理科の先生方が観に来てくださっていました。しかし、今回の公開授業は「公民科(公共)」の授業公開でした。このことによって、ぼくの授業を観てくださった方が検討会でご一緒できなくなってしまいました。こうして、ぼくにとって検討会の価値がほとんどゼロとなってしまいました。検討会において、ぼくへのフィードバックがなくなってしまったのです。人間ですから、こうなると自分自身のモーティベーションがダダ下がりとなってしまいました。もう、何も言うことはありません。

「途中退出はご遠慮いただいています」

 さらに、ぼくは、授業公開している教室の前に上の画像のような掲示をしております。終了後アンケートにここに対する批判があったようです。まあ充分考えられますね。以前もそのような意見がありましたから。以前は、途中入室に対しても原則お断りさせていただいていました。
 一コマの授業時間の中は、一定の方法で続けていくのではなく、さまざまな手法を取り入れて、全体として「教育目標を達成」するように創ってあります。ある一部分だけ見て「これは○○しかやっていない」「○○力はどうするんだ」のように決めつける方々がいました。そのために、そのような誤解を受けることを避けるために、上記のように様々な方法を取り入れて「広く深く学べる」、「さまざまな力が付く」工夫があることを確認していただきたいのです。そして、その上で、さらなる改善をするためにお声をいただきたいと思っているのです。

”哀しいかな…”

 しかし、どのように行ってみても、周りと異なることを行うと、目立ってしまい、批判が生まれるようです。それよりも非難されていると感じます。このことは勤務校全体に関してマイナスとなる可能性があるので、授業公開等は行わないこととさせていただきます。

それでも、参観歓迎!

 授業の一コマ初めから終わりまで観られて、終了後にお話しする時間がとれる場合は、ご希望があれば観ていただきたいと思います。何と言っても、ほんとうはじっくり観ていただいた後で、意見交換をして授業改善になればありがたいと考えているのですから…どうぞご理解・ご指導のほどよろしくお願いいたします。

【予告】次回以降は、「大学の授業でヤマを迎えました」 「こうすれば”合格率100%教師になれる!」 「これから、この学校をどうする!?」を掲載する予定です。








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