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君の物語

僕は
君と過ごす時間が心地よくて
一緒に居ると
今まで誰もしなかった
僕の隠れた部分が引き出されて

僕は君のお陰で
日々の息苦しさから解放されているのだろう

君はというと どうなんだろう

君と僕との距離は 常に即かず離れずで
考えようによっては
いつ音信不通になってもおかしくない

だから 僕に見えているのは
君が存在している世界の ほんの一部だよね

どんなに 全てを見たいと思っても
僕が見れる物語の 主人公は常に僕
それは僕が僕でしかない所以だ

君に限ったわけではなく
この世界には 何万・何億という物語が溢れていて

そして その殆どは 僕の死角でおきている

どこかで目覚ましが鳴っている
その音が止まった まだ眠そうだ
カーテンを開けて 日差しを浴びながら伸びをする
美味しそうにトーストをかじり・・・
笑顔で同僚と挨拶をし・・・

そんな日常が
不思議だ 僕には見えていないのに存在している

一部でも同じ時間を共有できるのは
それって もしかして 奇跡なのかもしれない

君はどんな物語を綴っているのかな

想像力を働かせて イメージしてみる
・・・いや 全然無理だわ
「君の物語」とか 壮大過ぎて




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