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恋文

終わりがどこにあるのか気にならない?

僕は、突然足元が不安定になり
胃のあたりがモゾモゾする
ふわっと身体の中心から何かが上がってくる
なんか気持ち悪い

年齢を重ねることで
終わりに向かっている過程や
終わりを迎え、消えてしまった事実を
受け止める事が増えてきて
いつかは自分の番になる・・・

僕は手前よりも先を見る癖があるから
何十年後かに迎える自分の終わりを想像する
なんだか落ち着かない

小説や映画やドラマ
架空の世界
いろいろなパターンを観てきているのに
自分が迎えられる オリジナルは1パターンだけ?
やり直しはきかないなんて
なんだか不思議だ

君は哀しむだろうか・・・
僕は自分勝手だから
君には是非
打ち拉がれて、悲しんで、涙してほしい

君の中に僕を深く刻んで
穏やかな顔をして
僕は心置きなく消滅していく

なんだ、結局
恋文じゃないか












































































































































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