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ケアマネ、介護職に今後必須となるビッグデータ活用「LIFE」。わかりやすく解説します。

最近、よく耳にする様になった科学的介護のためのデータベース「LIFE」。何やら難しそうで、使いこなせる自信がない方も多いと思いますが、確実に知っておいた方が良いです。

というわけで、簡単に全貌を解説していきます!

『LIFE』=効果的な介護方法をみんなでシェア

何をするものかというと、日本中の介護を受けている方の、健康状態やリハビリの成果の記録を国が集めて、まとめて分析して診断結果を返してくれるウェブサービスの事です。世界的トレンドのビッグデータ活用ってやつですね!

リハビリに関しても、介護に関しても、それぞれの介護事業所が独自で記録をしてその記録を元に独自で機能訓練やリハビリを行なっていては、その担当者の能力によって内容のばらつきが出てきます。斬新でとても効果的なサービスが出来るところもあれば、てんで見当違いなサービスを提供してしまう事もあります。

なので、ビッグデータを使って国に分析してもらって、それを元に機能訓練などをすれば、介護事業所のサービスのブレが無くなって、どこに行っても一定のクオリティーのサービスが受けられるというわけです。

『LIFE』=みんなで集めた介護データの分析活用

もう一つの大きな特徴としては、すでに何度も言っていますが、「ビッグデータの活用」です。というよりは、むしろ「LIFE」の目的としてはこっちの方が主なんじゃないかと思えるほど重要です。

日本は世界で初めて高齢化率20%越えの「超高齢社会」に突入しました。で、どうしよう・・・となった時の一つのアイデアとして、先ずは出来るだけ多くのデータを集めて、解析して、実際今の介護ではどんな効果が出ていて、どの様な介護が一番良い結果が出ているのか分析しないと!データから最適な答えを見つけるためには、ビッグデータが欠かせないし、今のトレンドもそうだし、方法もたくさん研究されてるし。どうすれば大量のデータを効率よく集められるんだ?大変だ!早く!とにかく沢山の事例=データを集めないと!

という事で、データ収集と最適なビッグデータ活用方法の模索が始まっているという状況がまさに今です。

『LIFE』=介護のクオリティを一気に引き上げてくれる可能性アリ

一般的な企業の様に、それぞれの介護事業所がもっと努力をして、競争して、効果的なリハビリや機能訓練などのサービスを開発して提供した方が良いのでは?と思われた方も多いと思いますが、現在の加算に依存した収益の仕組みでは、その様な方向にはなかなか進まないと思われます。話が逸れてしまうので、今日はこれくらいにして・・

というわけで、介護のクオリティを一気に引き上げてくれる可能性を秘めた、進化した科学的介護「LIFE」。今後が本当に楽しみです!

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