見出し画像

恋愛における許容範囲について

 前回記事で「モテる人がよりモテて、モテない人がよりモテなくなる理由」として、私が感じている恋愛における真実のひとつを書かせて頂きました。

 今回は前回にも増して残酷な真実となります。場合によってはせっかく読みに来てくれた読者様を傷つけてしまうかもしれません。そのため読みたくない人は飛ばしても貰ってもかまいません。

恋愛における許容範囲とは

 恋愛における許容範囲とは、恋人に求める様々な要素を数値化した際に許せる範囲の事です。例えば年齢は自分の上下3歳までとか、年収は500万円以上とか、身長175cm以上とかです。結婚相談所等に登録して相手を探すときのフィルターのようなものですね。
 
 結婚相談所の検索を例として挙げましたが、これは何も機械的な作業だけではありません。人間は無意識のうちにこのフィルターを働かせています。そしてこの無意識のフィルターにひっかからなければ、異性としてみれない人となります
 
 この許容範囲は要素にも寄りますが、基本的にくつがえることは無いと考えて良いです。好きな人の許容範囲に自分が入っていなければその時点でアウトです。残酷ですが多くの場合はそれが真実です。基本的にと言ったのは、自分が成長して相手の許容範囲に入る時がたまにあるからです。
 
 高校生の頃は相手の求める条件1位が見た目だとします。しかし自分はその許容範囲に入っていません。そのため高校生の間は付き合う事は無理です。しかし成長し、30代になった時に相手の求める条件がお金に変わってたとします。そして自分はその許容範囲に入っていました。その場合は交際できる場合があります。
 
 このように価値観が変わるような長い時間や大きな経験を経た後でなら可能性はあります。ただ正直そんな変わるかも分からない相手の価値観を待つよりは、別の人へ向かう方が建設的だと思います

様々な許容範囲

 では一般的にフィルターとして使われる年齢、年収、容姿をひとつひとつ書いていきたいと思います。

年齢

 許容範囲で真っ先に挙がるのは年齢ではないでしょうか。若い間はあまり気にしないかもしれませんが、20代後半くらいから急激に意識すると思います。
 
 特に男性は結婚まで視野に入れた場合、子供を意識して若い年齢層を許容範囲とすることが多くなります。そしてこれは男性側が年齢を重ねてもずっと同じです。50代の男性でさえ結婚相談所では最初は20代を検索するそうです。ただあくまで傾向があるだけで成熟した女性や、同年代を望む男性もいます。
 
 一方で女性の場合は年上を望む事が多いです。これは後述する経済性や、安心感、余裕を求める場合が多いからです。

年収

 年齢は男性が意識する割合が多いですが、年収は圧倒的に女性が意識する割合が多いです。こちらも年齢と同様に若いほど気にしない人が多く、年齢を重ねるにつれて重要度が増していきます。一般的には女性の年収に左右されますが、やはり年収の中央値より少し上の400万~600万を最低限希望する女性が多いです。当然高ければ高いほど有利です。
 
 一方で女性の年収を気にする男性は少数派です。個人的には今の時代は私よりも稼いでる女性は至る所にいらっしゃいますし、女性でも年収は高ければ高い方が良いと考えています。今後の社会情勢的にも男性女性共に稼げる家庭が理想であることは間違いありません。ちなみに我が家では嫁の年収の方がほんの少し高いです。

容姿

 容姿も当然許容範囲が存在しますが、顔の美しさは数値化できない所が難しいですね。

 まずは最初のフィルターとも言える顔ですが、一般的に男性は自分の容姿よりも上を指定範囲にする事が多いです。一方で女性の場合は自分の容姿よりも幅広く範囲に指定しています。あくまで個人的なイメージですが、自分を100点満点中50点の容姿だと仮定します。男性の場合は55点以上の女性を求めています。女性の場合は40以上を求めているイメージです。この範囲外が俗にいう「生理的に無理」というゾーンになります。容姿の「生理的に無理」は残念ながら覆ることは無いと感じます。
 
 逆に体に関しては女性の方が厳しい場合が多いです。女性の場合はやはり身長を考える場合が多く、自分より背が低い相手は絶対無理という人も多いです。男性の場合は身長と言うよりはスタイルでしょうか。やはり巨乳の方が一般的に有利です。ただ絶対条件というわけではなく、あくまで判断材料の1つ程度です。

自分の許容範囲を見直す

 相手の許容範囲に入る事はもちろん大切ですが、同時に自分の許容範囲を見直すことも大切です。

 ネット記事などで「結婚相談所で女性が希望する年収が、エリート並の年収を希望している」と話題になるのを見たことがあると思います。これは自分の許容範囲を自分から狭く設定している状態です。そして自分の許容範囲を狭くするということは、「自分の能力に見合ってない」もしくは「異性のステータス情報を知らない」という状態です。それ故に滑稽に見えて話題にされてしまうのです。
 
 一方でこの話題は許容範囲を見直す上でとても参考になります。「自分の能力に見合っていない」ということは、自分の能力を客観的に見えていないということです。最初は先程の3要素である年齢、年収、容姿くらいで良いので自分がどの程度のランクにいるか明確にしましょう。個人的には10段階評価で考えるのが良いと思います。
 
 例えば男性で年齢30歳、年収250万、容姿中の下とすれば、それぞれ5点2点4点と言った感じです。ここで大切なことはこれを色々な人に聞いてみる事です。誰だって自分が一番かわいいです。点数が甘めになっていると思います。ちゃんと答えてくれる親しい人達に正直に聞いてみましょう。おすすめなのは更にそこから1点ひくことです。そうすることにより範囲が広がり、より幅広い異性を候補に入れることが出来ます。そして導き出された点数と同程度の相手からターゲットの候補にしていくとうまくいきます。
 
 もうひとつの「異性のステータス情報を知らない」という点です。これができないと自分の点数が分かっても相手の点数が分かりません。先程の年収を例にすれば、日本人男性で最も多いのが年収300万~400万台です。ここだけで全体の35%を占めます。300万以下は全体の22%です。つまり日本人男性の6割程度は年収500万以下です。そしてこれは男性労働者全体の話です。20代後半~40代前半に限定すると更に割合は大きくなるでしょう。ちなみに年収1000万以上は5%以下です。つまり年収1000万以上を希望するならば、女性の中で上位5%に入らなくてはなりません。
 
 自分と相手の能力を知り、それぞれのランクにいる割合を考えることで、自分と同レベルの層の相手を見つけることができます。やはり高望みするよりは同レベル帯の相手を探す方が交際する確率は高くなります
 
 そしてこの2点を整理することで自分のやるべきことも見えてきます。例えば世帯年収1000万を第一条件とするのであれば、女性の中で上位5%に入るように努力すれば良いのです。ぶっちゃけ正直無理です。そこで年収500万を狙い、自分も年収500万稼げば良いのです。女性の上位5%に入るよりも、男性の上位60%を狙い年収を上げることの方が余程簡単です。もしくは第一条件を世帯年収1000万から800万に落として二人で400万ずつ稼ぐ等、選択肢は無数に広がります。

終わりに

 許容範囲について書きましたが、少し厳しいところもあったかもしれません。特に自分が好きな人の許容範囲に自分が入っていなかった時の絶望感は計り知れません。無駄な努力とは言いませんが、成就する可能性は低いと思います。

 自分を信じて突き進むか、諦めて次に行くかは個人の自由ですが、私は次に行く方が建設的だと思います。時間は有限です。また一人でも多くの異性に触れることが経験にもなります。自分が後悔しない道を選んで頂きたいです。 

 今回もお読みくださりありがとうございます。次回以降も引き続きよろしくお願いします。


良かったらサポートお願いします!頂いたサポートは私の資産運用に使わせて頂きます!