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見た目と内面について

 前回は「恋愛における許容範囲」について書きました。相手の許容範囲外は容赦なく切り捨てられること、自分の許容範囲の設定を見直すことの2点について何か感じて頂ければ幸いです。

 今回は「見た目と内面」について書いていこうと思います。今回も少し厳しめな記事になりそうですが、やはり真実であり重要なことだと思うので是非最後まで読んで頂ければと思います。

見た目重視と内面重視

 恋愛の話になると必ずと言っていいほど出る話題が「見た目重視か内面重視か」です。この問いに正解は無いですので個人の価値観で良いと思います。よく聞く回答として「好きなタイプはイケメン」「見た目が良ければなんでも許せる」「誠実で優しい人が好き」「話していて気が合えば見た目は気にしない」などでしょうか。
 
 「好きなタイプはイケメン」「見た目が良ければ何でも許せる」という外見重視の意見は正直で分かりやすいと思います。言葉の通り受け取って良いでしょう。特に「見た目が良ければ何でも許せる」というのは私もそう思います。私事ですが嫁と喧嘩になりそうでも怒っている顔が美しくて、もうどうでもよくなります(笑)
 
 問題なのはそれ以外の「誠実で優しい人が好き」「話していて気が合えば見た目は気にしない」です。これは言っている本人は自分の思った事を正直に言っていると思います。ただ無意識に言葉を省略しています。それは(ある程度の見た目であれば)です。「優しい人が好きとか言ってるくせに、自分が告白したら駄目だったじゃねーか」って時はこれが理由です。
 
 つまり「(ある程度の見た目であれば)誠実で優しい人が好き」「(ある程度の見た目であれば)話していて気が合えば見た目は気にしない」となります。前回記事で許容範囲について書きました。無意識に省略しているのは、無意識に許容範囲を決めているからです。要するに「ある程度の見た目であれば」=「許容範囲内であれば」となります。
 
 「内面重視」とは言え、見た目の割合が0というわけでは無いということを忘れてはいけません。あくまで重視です。

人は見た目が9割

 数年前に「人は見た目が9割」という本が発売され話題になりました。この本は人間関係全般について見た目の重要性を書かれている本です。興味があれば読んでみてください。そういや漫画バクマンでもそんな話がありましたね。
 
 私もこの本のタイトルには賛成です。以前の記事で初対面でも相手がどういう人間かなんとなく分かる感覚を身に着けると書いた事があります。これは要するに第一印象のことです。そして第一印象は3秒で決まると言われています。当然3秒で相手を判断するには内面ではなく、見た目から受ける印象となります。そして第一印象は基本的に正しい事が多く、第一印象がその人のイメージとして長い間残ります。
 
 やっかいなことに人間の許容範囲やフィルターは無意識にこのタイミングで働いてしまいます。第一印象で見た目の許容範囲内やフィルターにかかることが無ければ、相手からは異性としての対象にならないということです。
 
 学生時代を思い返すと、話しても無いのに言動だけでこの人とは友達にはならないとか同じグループにはならないと感じる人がいたのではないでしょうか。陽キャにとっての陰キャとかオタクにとっての体育会系だとか。それと同じイメージです。クラスで1年間同じ教室にいるにもかかわらず、最初の印象だけで最後まで友達にはならなかった人がいるはずです。その人はもしかしたら趣味やフィーリングが自分とかなり近い内面性の持ち主かもしれません。話してみれば親友になれたかもしれません。第一印象はそれら内面をばっさり切り捨てるほどのインパクトがあります
 
 一方で長期間同じ教室で過ごしながら学校行事などの共同作業を行う事で徐々に仲良くなり、最初のイメージとは違った一面を知って仲良くなることもあります。これは第一印象ではなく、内面での評価となります。職場などでも同様ですね。ただこれは共に過ごす時間や共同作業などが積み重なった結果、深くまで内面まで知る事ができたと言う事です。マッチングアプリや合コン、友人の紹介などの内面を知る機会が少ない場合は難しいです。
 
 要約すれば人はまず見た目から入るということです。どんなに素晴らしい内面性を持っていても、第一印象で見た目の許容範囲に入らなければ内面を見てもらえないのです。悲しいことにそれが現実です。

見た目のハードル

 最近はテレビやyoutube、街中の広告等が常に身近にあり、綺麗な人やイケメンは常に私達の周りに溢れています。またSNSの写真は加工が当たり前になり、芸能人だけでなく同世代や身近な人間すら見た目のレベルがかなり上がっています。
 
 そのような状況のせいか、最近は見た目のハードルが上がっています。今年はついに女性が見た目を重視する割合が、男性が見た目を重視する割合を上回りました。今まではどちらかと言えば男性の方が見た目を重視していました。そのためやはり女性の方が美に対する意識は高かった傾向がありましたが、ここまで来るともはや男女問わず見た目を意識するしかないと思います。

見た目を意識するとは

 見た目を意識すると言っても持って生まれた顔、体は変えようがありません。そのため、いかにそれらを装飾するかだと思います。ただ第一印象は3秒で決まるので細かい箇所よりも、より見える部分で勝負する方が得策です。
 
 男女問わず見た目で大事だなと思う事は体型と姿勢、目線、表情です。やはり標準体型が一番良いです。太っていたり、痩せすぎている場合はそれだけで良い印象は与えません。特に女性は知らず知らずに痩せすぎている場合が最近多いので、男性の友人や知り合いにどうか聞いた方が良いです。姿勢と目線ですが、背筋を伸ばして目を見て話すだけで自信や余裕があるように感じます。表情はもちろん笑顔ですね。3秒となるとこのくらいで大体決まってしまいます。
 
 また3秒と言う時間では服装はあまり重要視されず全体のバランスが良ければ問題ないと思います。参考までに正直私もアドバイスできるようなおしゃれさんでは無いので難しいですが、シンプルでサイズが合っているというだけで十分だと思います。個人的には男性はTシャツに黒スキニー、女性はワンピース、これだけで良いんじゃないかとさえ思います。要は万人受けするような無難なものを選んでおけば間違いではないはずです。
 
 なんだか面接練習みたいになってきてしまっていますが、根本は同じです。面接と言えば声も重要ですね。ぼそぼそ話すよりはハッキリと聞こえる声で話した方が当然好印象です。

それでも見た目を気にしない人へ

 実は私も自分の見た目は気にしないタイプです。体型はガリガリとデブをいったりきたり、背筋は猫より猫背、目は未だに合わせて話せない、表情は人見知りのせいかほぼ無表情か怒って見える。服装は自分が好きなものしか着ないので一般的とは言い難い。上で書いた事の真逆ですね。嫁にも第一印象は最悪との評価を頂いているくらいです。
 
 私自身、自分を着飾ってまで恋人はいらないというスタンスでした。そういう人もいて良いと思います。ただ記事を読んでいるということはやはり恋人を求めている人が大多数なんだと思います。ではどうするかと言えば内面を見せる環境を作るしかないです。その場合はクラスメイトや同じ職場などの同一コミュニティ一本で相手を見つける必要があります。そしてその中である程度の規模のグループを作り、その中で地道に内面を知ってもらうのです。もしかすると内面に惹かれてくれる人が現れるかもしれません

 私の場合はお酒が好きだったので、様々なグループと積極的に交流しました。ただ酔ってそのまま寝ることが多いために服装は常にスウエットでした。それでもその中から交際まで発展する人も何人かいました。これが見た目は着飾らず内面だけで勝ち取った一例です。

内面の優劣

 厳しい言い方になりますが、容姿の優れていない人ほど「見た目ではなく内面で見てほしい」と言います。この言葉は心底同意です。ただこの言葉には無意識に「見た目では劣っているけど内面は優れている」という気持ちが込められています。そうでなければ内面が同程度なら見た目が優れていく方を選ぶのは当然だからです。

 実際にそうでしょうか。私の30年程度の人生においてですが、真性のクズなんて数えるくらいしか会ったことはありません。逆に聖人君主のような人にも数えるくらいしか会ったことはありません。大多数の人間は普通に優しくて普通に意地悪です。結局受け手の感じ方や相手との関係性で人間の内面への評価は変わります

 よくある学園不良ドラマみたいなヤンキーやいじめっ子はいじめている対象からは悪魔に見えますが、仲間内には優しく人望があります。(花男の道明寺とか・・・もはや通じないのか?)ヤンキーと付き合っている美少女を見て「なんであんな奴と・・・」と思うかもしれません。単純に強い男、悪い男がモテるというのもあるでしょう。ただそれ以上に単純にそのグループ内では良い奴というだけです。

 このように内面とは人間の感情であり、そのため曖昧なものです。それ故に内面の優劣を決めることは難しいです。

 そこで内面で勝負する人は内面の優劣では無く、内面の共通点の数で勝負するのです。考え方や感じ方、趣味嗜好などその共通点が多ければ多いほど、人は相性が良く魅力的に感じます。内面に惹かれるというのはそういうことです。

終わりに

 今回は見た目と内面について書きました。見た目という厳しい現実的なことを書いてしまいましたが、やはり見た目が優れていることは恋愛においてかなり強い要素です。というよりも恋愛以外の人間関係においてもかなりのステータスになります。ただそこで諦めるのではなく、出来ることをやっていきましょう。

 ここ何回か重たい話題でしたので次回はライトな感じにしていきたいと思います。今回もお読みいただきありがとうございます。次回もよろしくお願いします。


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