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抹茶と一緒にいただく餡餅 きな粉といちごも

お正月休みのうちにいただいた餡餅。
今年はいつもよりもバージョンアップして楽しみました。

まずはお餅が例年よりも美味しい!
年末の買い出しに出かけた夫が、狙っていた和菓子屋さんの切り餅が売り切れていたということで、お雑煮用のものはいわゆる「◯◯の切り餅」みたいなものに落ち着いたのですが、おまけで買ってきてくれたもの。
商店街にあるお米屋さんが出していた、つきたての丸餅です。
買ってきてくれた時には、持つとまだ水分がしっかりとあって中が柔らかいのがわかりました。もうそれだけで美味しそう♪

その丸餅をさて、どうするか?
グリルで焼くか?と一回、グリルに入れたのですが、そういえばフライパンで焼くと綺麗にぷっくり膨らむよー、という記事を読んだな、私。と思い出して、即路線変更。
フライパンでじわーっと焼き始めたら、漫画でみるような形に、割れた表面からぷくーーっと膨らんで面白い!
グリルで焼くと、あちこちいびつに膨らんじゃうのですが(ウチだけ?)、フライパンいいですね。テンション上がりました。
食べる時には萎んじゃっても、こうして「餅、焼いてる感」があるのは楽しいなぁ。

その丸餅をうつわに盛ったら、あとはどんどんとトッピング。
最初にお餅を置いたら、底がつるつるすべって形が決まらなかったので、うっわの底にスプーン1杯の餡子を置いて、土台がわりにしています。
見えないところに、おまけの餡子があるみたい。見た目以上に餡子、入ってるってヤツですね。

餡子は温めてあって、緩すぎず固すぎずが好み。ぜんざいではないので、たぷたぷと浸からなくて大丈夫。焼いたお餅とからめて食べる、をイメージしています。
いちごを添えたら、これ田舎風のいちご大福だよなぁ、と。
お上品ないちご大福は、白餡でお餅もなめらかスルスルした食感ですもんねぇ。

きな粉も用意しまして、香ばしいさプラス!
ただし、食べる時には気をつけないと咽せる。

そうして、今年のメインは「抹茶」です。
インテリアスタイリストの石井佳苗さんが、Instagramで紹介されていた「抹茶入りおしるこ」がとても美味しそうだったので、これを餡餅で真似してみることにしました。

お抹茶は、お薄よりも濃くて、お濃茶よりも薄いくらい、、、ということだそうですが、もうここは好みでしょう。
新年最初の「お点前」がまさかの餡餅に添えるお茶になろうとは、と思いつつも、“美味しそう”という誘惑には勝てないなぁと。

コロナ禍下でのお稽古では、一碗を皆で回しいただくということがならず、片口で点てられたお濃茶を半東さんが、それぞれの小さな茶碗に注ぎ分けてくれたものをいただいておりました。
その流れ、そのままに自宅でも片口を使ってみています。
お濃茶ほどではありませんが、しっかりと練ると香りがうわっと立ってきて、艶のあるお茶になりました。いい感じ。

くっきりとした緑色。
とろりとしたお抹茶と餡子をあわせて、お餅にからめていただきました。

抹茶と餡子。

抹茶パフェにも餡子は入っているし、かき氷だって「白玉あずき」に抹茶シロップなんて定番だけれど、『お抹茶』をお汁粉に入れちゃう、とか、餡餅にかけちゃうとか、これまでなんでやってみなかったのだろう?

昨日の「黒豆とクリームチーズ」をそれぞれで組み合わせるではなくて、練り合わせちゃう、というのもそうだけれど、よく見る組み合わせとか、いつもあるその状態から、もう一歩先に進んだところにあるもの。
わ、なんで気づかなかったんだろう、ということを見つけられるのってすごいですね。

今年のお茶始め。
とても充実したものになりました。

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