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【作り方】完熟の梅で“自家製梅ジャム”作り

毎年ゴールデンウィークが終わると、そろそろ「今年の梅仕事はどうしよう?」と計画を立て始める方もいるのかな?

梅の実がスーパーに並び始めるのは6月に入った頃のイメージ。
気になって旬を調べてみたら、5月〜6月とか、6月〜7月という記載が見られました。
ということは、そろそろお買い物のついでに、梅は出てるかな?と気にし始めても良さそうです。

私、梅干しについては特別に好物なわけではないので、そんなに興味もなく、これまで自分で漬けたことがないので、我が家の『梅仕事』に「梅干し」は入りません。
でもきっと多くの方は、この梅干しが1番の大仕事なのかなぁ。
大きな瓶を消毒したり、赤紫蘇を用意したり、とにかく梅仕事は梅があればそれでOKで、さあスタートとはなりませんね。

大体、一度の作業でどーんと仕込むことになるので、なかなかの手間がかかるし、保存するとなるとスペースも必要です。
一度洗った梅は天日に干した方が美味しく出来る!なんてことを聞くと、空模様との相談、作業にかかるタイミングまで調整しなくちゃ、と思えてきません? 私、かなりそういうタイプです。

さて、梅干しは漬けない我が家の梅仕事は「梅酒」「梅シロップ」そして「梅ジャム」です。

梅酒は2016年と2017年に、それぞれラムとジンで漬けたものがまだ残っています。
狭い我が家では、スペースに空きが出ないとなかなか次へと手は出せないので、昨年に続き、今年もきっと梅酒は漬けないんだろうな、と思うのですが、昨年は思いがけず「お庭で採れた梅のお裾分け」に預かり、「梅シロップ」と「梅ジャム」を作りました。

あまり神経質にならずに、ザッと青梅と熟している梅に分けます。
青い方はシロップに。熟している方をジャムに使いますよ。

色づきも大きさもマチマチ、買ったものとはまた違った表情があって可愛い。
そして、とってもいい香りでした。

残念ながら、これで何グラムほどあったのかなど、詳細は忘れてしまったのですが、、、
簡単に「梅ジャム」の作り方、記しておきます。

〈用意するもの〉
熟した梅、グラニュー糖、消毒した保存瓶

〈作り方〉
1.梅を洗って汚れを落とし、串などでヘタを取る(傷んでいるところがあればカットする)

2.鍋に湯を沸かし、梅を入れて静かに15分ほど茹で(下茹で)、そのまま手を入れて触れるくらいまで冷ます
3.梅を取り出して指で潰し、少しだけ味見。苦くなければ次の行程へ。苦い場合は水を張ったボウルに移し、何度か水を変えながら苦味を抜く(完全に無くならなくてもいい)
4.梅の実を種から外し、果肉全体の重さを測る
5.果肉を鍋に入れ、果肉の重さに対して70%ほどのグラニュー糖を加える
6.中火にかけてよく混ぜ、沸いたら弱火にして、焦げないように底の方から混ぜつつ30分ほどコトコトと煮る。灰汁が出れば取る
7.煮上がったら保存瓶に入れて完成です


写真にあった熟した梅の量で、この写真くらいのジャムが出来ました。
お砂糖はグラニュー糖を使っていますが、ご自宅にあるものでいいと思います。
個人的には素材の色がダイレクトに出て、スッキリとした甘さになるグラニュー糖が好みです。

また、種から外した果肉を裏ごしすると、とても滑らかなジャムになりますが、ロスが出るのと手間も掛かるので、私はやっていません。
そのまま、ところどころしっかり果肉感がある、みたいな食感を楽しんでいます。

作りたての時は酸味がしっかりある「梅ジャム」という印象だったのですが、時間が経つと角が取れるのかな?最近の方が美味しく感じています。

小さい方の保存瓶から作り立てを食べて、大きい方は今年の4月くらいに開けたんです。
寝かせるって大事なのかなぁ。

氷砂糖と交互に瓶に詰めてある青梅の方は、このまま冷蔵庫に入れてたまにひっくり返したりしながら、、、梅シロップになりました。

去年の6月の頭に、茶友のお宅にお邪魔して、素敵なお庭で野点を楽しんでいたのです。
ちょうど睡蓮鉢にみごとな睡蓮が開いたよ、というタイミングでした。

他にもたくさん花が咲いて、緑豊かな広いお庭… 羨ましいを通り越して憧れてというか、別世界。

中国茶のお点前をいただき…

そして、お部屋に戻って、私もお抹茶を点てました。
そんな楽しいひと時のお土産にいたいだいた「梅」なのでした♪

今年もこんな風に野点の会をしたいねー、と話していたのですが、先月からお稽古もままならず。。。残念。

ああ、あのお庭の梅が恋しい、あ、違った、あのお庭の風が恋しい!!

今年はスーパーで梅、買おう。(とか言ってまだ期待してる?)
梅ジャム、どうぞ、お試しくださいませ♪






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