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【今井さんの】自家製“燻さない”ベーコンでカルボナーラを作る【レシピ】

お篭りがちな日々が続く中で、noteやその他SNSのタイムラインに並ぶ、いろいろなお料理の写真やレシピを見ていると、あれもこれも作ってみたくなるこの頃なのですが、そんな中でも特に作ってみたかったのが、こちらのベーコンでした。

料理家:今井真実さんの『オーブンまかせ!燻さないベーコン』

誰かがTwitterに今井さんの記事を紹介しながら「作ってみたい」と書いていたかと思ったら、もうその後すぐに「作ってみた!」という報告Tweetもあったりして、わーーー、わかる!煙も出なくって、とても特別な道具や材料がなくってもこんなに美味しそうなベーコンがお家で作れるならば試してみたくなるよね、と。

ああ、早く早く、待ってられない!と思いながらも、ようやく手がつけられたのが3月18日でした。

ご近所さんのお肉屋さんに行って「豚バラ肉、塊で500gください」と。
それを室温に戻しつつ、お鍋の中の準備をします。
【レシピ・手順詳細は今井さんのnoteをご覧になってくださいね】

我が家は、ほうじ茶とフレッシュなタイムを使いました。

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豚バラ肉。脂多めだな。。。
お肉の脂身があまり得意ではない私なのですが、、、でも、自家製だと愛着が湧いたりするのかな?どうなんだろう。でも、もうこのお肉で作るしかない、作ると決めたんだから、これでいきます。

家にストックのあったオールスパイスはホールのもので、パウダーではなかったので、乳鉢でゴリゴリと砕きました。

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このあと、スパイスやら塩胡椒を豚バラにすり込んでいったのですが、手が脂塗れになるので、途中経過の写真は撮れず、、、
諸々の作業を終え、鍋の中に入れたところがこちら↓

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今井さんのお手本のように、お肉を分割するかどうか、、、と迷ったのですが、最終的にまな板を洗う手間が増えることを考えて、もう今回はこのままでいいやーーと丸ごと入れました。

そして、蓋をしたらそのまま「オーブンにおまかせ」です。
我が家のオーブン、おそらく設定温度まで上がるのに時間がかかるので(もう古いから、買い替え時?)、レシピの温度プラス10度、時間も10分足しました。

オーブンが調理修了を知らせても、そこはぐっと堪えます。
そのまま蓋も取らずにオーブン内に放置。

そして、翌朝、蓋を開けたところがこの眺め♪
「わーーーー!ベーコンになってる!!」

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オールスパイスがやたらと目立つビジュアルですが、これはこれでパンチあるスタイルということでいいことにしよう。
スライスしてみると、こんな感じにきれいなピンク色です。

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とにかく、いい香り。
この端っこスライスの部分は、その日の朝ごパン時に試食しました。
焼くとじゅわじゅわと出てくる脂。その脂でポテトやマッシュルーム、トマトをソテーして、旨味を移した焼き野菜を♪
ベーコン自体はカリッと仕上がるまで焼いています。美味しい!
美味しいぞー、これ!!

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加工肉って、いろいろ気になることを言われることもありますが、こうして手軽に作れるんだったら安心だし、それが本気で美味しいんだったら最高!

そうしたら、今井さんがこのベーコンで「是非、どうぞ」とおっしゃっていたカルボナーラも食べたくなってしまいました。
実は、私の中で「一番のカルボナーラレシピ」は、これまでずっと「ラ・ベットラ・ダ オチアイ」の落合務シェフのもの。懇切丁寧なレシピ本からもう、夫と二人でずっとファンなのです。
でも、このベーコンを作ったんだし、そのベーコンで作ると美味しいというレシピがここにある。

今井さんのレシピで作りますよ!
というわけで、「よーし、今夜はカルボナーラね!写真も撮りたいから、共同作業でお願いします。」と夫に頼んで、調理スタートです。
卵はわかりやすく一人分が全卵1個。

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グラナパダーノをおろして入れる。
もっと目の粗いグレーターもあるのですが、レシピの写真を見ているとフワフワの状態のようだし、いかに卵とチーズを一体化させるかが勝負のようなので、ここは一番目の細かいものにしてみました。
空気を含んでいて、なかなかの量に見えます。

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ちなみにチーズをおろしている私の横で、夫がベーコン炒めをスタート。
ベーコン、やっぱり脂が多めなのですが、、、ここはひとまずじっくりと火を入れます。 

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ベーコンがじんわりしているところの横で、削ったチーズを混ぜる私。
もろもろもろもろしていて、ドロッとなんてするのかな?チーズ、入れ過ぎ?と、最初はちょっと心配だったのですが、、、

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とにかく混ぜ続けていれば、ちゃんと「とろろ」のようになるんです。
(↑今井さんがレシピの中で「バッター液か、とろろのように」と書いていらっしゃるんですよ)

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たしかに「とろろ」だ。このままご飯にかけてしまいそう。
そして、それはそれでまた違った感じで美味しく楽しめそうだけど、今回はそうじゃない。

そして、ベーコンは甘い香りを放ちながら、いい具合に焼けてきている。
もうちょっと粘ります。

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ベーコンがカリッと仕上がったところで、パスタの茹で汁を投入。

あ、ここで「ちょっと待った!パスタの茹で汁ってなんだ。いつパスタ茹でてたんだ!」となりがちです。私も今、書いていてそれを思いました。
が、今回の私のnoteはレシピではないので、その辺は無視。
そう、いいタイミングでお湯を沸かし、パスタを茹でていたんです。

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noteのお料理好きさんの間でも大人気の無印良品のシリコンスプーンが登場しています。(買ってはみたものの、実は私にはちょっと重たくてなかなか出番がないスプーン。夫の方がよく使っています)
ベーコンの旨味が茹で汁に移って、おいしいスープになっているよ。

そして、そのスープをパスタに吸わせる。

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吸わせたら、ボウルに作っておいた卵液にササッと投入。

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手早く混ぜたら、今度は卵液ごと余すところなく最初のフライパンに戻す。

と、このあたりの工程はなかなか忙しない気分でした。
事前のイメージトレーニングと、共同作業で行う際はイメージのすり合わせも必要です。
我が家の場合はすり合わせ不足のため、わちゃわちゃとしてしまい、小さいボウルに取っておいた予備のパスタの茹で汁をこぼすという事故がありました。

まあ、そんなことがあってもカルボナーラは完成に近づいていきます。
火加減だけは要注意!

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どこまで火を入れるかは、個人の好みなんだろうなと思いつつ、わりと早めに切り上げて、、、

のんびり盛り付けているとせっかくのとろり加減が美味しくなくなってしまいそうだったので、いまいち盛り付けに納得いってないけれど、もうこれで「いただきます!」です。

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結論から言うと、もう本当に美味しいカルボナーラでした!
落合シェフのレシピで作り、パンチェッタの音の変化を聞きながら、白ワインを入れて、、、乳化させて、、、も、やっぱり美味しいカルボナーラですが、今井さんのこの「30年カルボナーラ」もまた作りたい、また食べたい、そして、誰かに食べてもらいたい、と思えるカルボナーラです。

自家製ベーコンを作ったら、その一部は絶対にこのカルボナーラになるんだろうな、と今後の我が家を予想。
ベーコンに使うスパイスや茶葉でベーコン自体の風味が変わるから、カルボナーラを見越して調整するのも楽しいのかも。
個人的には、今回のこの甘さが際立つ大粒オールスパイスのベーコンはとても好みでした。

あらためまして、今井真実さん、素敵なレシピをありがとうございました。
これから、我が家のリピートメニューにいたします!

ああ、美味しかった^^




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