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【初夏の】レモンや梅を漬けている方へ是非!【お仕事】

皆さま、今年の梅仕事、捗っていらっしゃいますか?もしかして、もうお済みでしょうか?

梅がスーパーに並ぶようになると、そわそわしちゃいますね。
粗塩や、紫蘇の大束はもちろん、どーんと大きな紙パックでホワイトリカーが売られたり、その隣に氷砂糖の大袋があったり、大口の保存瓶が並んでいたり。

これを見ると梅はもちろん、レモンもラッキョウもプルーンもイチジクも実山椒(これは大口の大瓶では漬けないけれど)も…とアレコレ漬けたい!手をかけたい!!と思っちゃう。

国産レモン人気から、一気に市民権を得た『レモン塩・塩レモン』は私もブームに乗っかってその当時すぐに作りました!

もともとはモロッコの保存食だそうですが、本場へ行くと各家庭に何年物、何十年物というレモン塩が置いてあるそう。
熟成されることで乳酸菌が増えて、まろやかに美味しくなっていく…らしいので、私も一気に使わずに、グググッと我慢してとりあえず「6年物」「5年物」まで漕ぎ着けています。
(1月、2月に仕込んでいるのは、国産のグリーンレモンの旬のタイミングだったから)

シロップに見える透明な部分は蜜というよりはゼリー?とろりんぷるりんとしている感じ。
レモン自体は、2、3年目くらいまでは包丁で叩いてドレッシングに入れていましたが、現在は完全に柔らかくなっているので、フォークの背やスプーンの腹で潰せます。
必要な分を清潔なスプーンですくって取って、ボウルに入れたらオリーブオイル注いで、ぎゃぎゃぎゃっとまぜるだけでドレッシングのベース完成って感じ。

まあでも、そろそろ減ってきたから、今年はレモン塩は作ろうかなぁ、もしくはレモンチェッロを作ってみたい!と思っていたところ、無農薬の国産レモンをお裾分けいただく機会があって、おお、ナイスタイミング!

それで、そんな話をレモンを下さったシェフにしてみたら「塩はちみつレモン」がいいよ♪と。

え?何?

塩レモン でもなく
はちみつレモン でもなく
「塩はちみつレモン」??
何それ??

聞いたら、そのまんまなんです。
きっと皆さんご存知の「夏の部活のお供」
あの、タッパーにレモンの輪切りを入れて上からはちみつタプタプに注いで冷蔵庫へ。
なるべく漏れないように気をつけて持って行っても、どっかからやっぱり漏れてベタベタになるけど、やっぱり美味しい、あの「はちみつレモン」 
あの、あれに、塩を入れる。
それだけ。

ホントに美味しいんでしょうねー???
と、絶大なる信頼を寄せているシェフなのに、こればかりはちょっと疑ってしまった。
でも、やってみた。すごく適当に。

綺麗に洗ったレモン1個をスライスして、煮沸消毒済みの小さめの瓶(←信じて無さ加減がそうさせたの)に2枚入れたら塩をパパッとして、蜂蜜とろり。
2枚入れたら塩をパパッとして、蜂蜜とろり。
2枚入れたら塩をパパッとして、蜂蜜とろり。
この繰り返し、だけ。

全部入ったら、蓋をしてひっくり返して、なんとなく全体に塩と蜂蜜が行き渡りますようにー、という。
ほんと、あの「はちみつレモン」に塩を入れただけなんですけどね。

そして、たまに上下を返したりしながら丸2日ほど経過したところで、味見したんです。

いやぁっ、なんだっ、これいいじゃん!
って、なった。

いわゆる「はちみつレモン」よりも、スッキリしています。さっぱり?いや、スッキリ!

「はちみつレモン」は私にとって、小学生の頃のスポーツ少年団(バレーボールやってました)の時に持っていく、もしくは誰かが持ってきていて、練習や試合の合間にキャキャッ言いながら、みんなでつまんでいたもの。
↑なんならちょっとしたおやつ

そんな汗だくワイワイなスポーツ少女が、中・高・大と経て、新卒社会人1年目。
ああ眩しい、爽やか、フレッシュ!
と、成長したのが「塩はちみつレモン」です。
です?言い切っちゃったけど、そんな成長をみたようなイメージですよ。

仕上がりがサラッとしているのは、レモンと蜂蜜の分量というか割合によるものなのかもしれないのですが、これ、飽きない甘さ。

はちみつレモンを作った時って、ソーダや水で割ったドリンクや、アイスクリームにかけたり、果肉は焼き菓子のトッピングにしたり、とあれこれやりつつも、実は結構、あまりがちな我が家。
大人二人だけの家庭だと、なかなか「はちみつレモン」を勢いあるペースで消費出来なかったのですが「塩」を入れただけで、ちょっとこれ、世界が変わった。

ランニングが趣味の夫。
走って帰ってきたら、この「塩はちみつレモン」がいいじゃん!
というか、部活のみんなもこっちの方が塩分補給も出来ちゃって、いいじゃん!
そうだよね??

別に走ってない私だって、ソーダで割るよ。
ミントとかローズマリーとか入れたいなぁ、とか。
あと、塩を入れただけで、お料理のソースとかドレッシングにアレンジするイメージが湧いたのも面白いなぁ。

そして、この「塩はちみつレモン」を味見した水野家夫婦の一致した意見は、コチラ。
『ジンに塩はちみつレモンを入れてソーダで割って冷え冷えで飲みたい』でした。

いや、絶対美味しい!
「はちみつレモン」だったときには思わなかったのにー。

レモンがまだ余ってる。。。とか、
レモン酒漬けるとか、レモンチェッロ仕込むほどではないけれど、レモンのお酒を飲んでみたいなぁ、なんて方ー♪
是非、今年は『塩はちみつレモン』をどうぞ。
↑ 結構、本気で推してます!


そして、もうひとつ。
こちらはおまけな気分でもあるのですが…

梅仕事、それも梅酒を漬けるのを終えた方。
さらに、その中でも今年の梅酒はブランデーで漬けたよー!という方。
ブランデーが中途半端に余っていませんか?

もちろんそのままブランデーとして消費しちゃっていいのですが、私、去年、なんとなーく余ったブランデーでアメリカンチェリーを漬けておいたんです。

漬けたチェリーをパウンドケーキとかにのせたらいいかなぁ、とか、ほぐして種取って、バニラアイスに混ぜちゃおうかなぁ、とか考えていたのに、私、これを冷蔵庫の扉の一番上の段の奥に置いたものだから、すっかり忘れて、1年経過。

この前、(もう一個あるはずのWECKの瓶はどこだ?)と思って探していたら、見つけたんです。
あ、しまった!と思いつつ、蓋を開けて、これまだ大丈夫だよねぇ?と、アメリカンチェリーを一粒食べてみたら。

やーーばい、うーーまい♪

梅を漬けたブランデーがまだ余って方ー、そして、梅酒のあの柔らかく漬かってる梅の実を食べるのが好きだー!という方は、是非です!

アメリカンチェリーをブランデーで漬けてみてくださーい。
チェリーのお菓子を作るときに、種が付いたままの方が種から旨味が出る、という話を聞くので、軸は外して種はそのままで。
氷砂糖もいりません。
ただただ保存瓶にアメリカンチェリーを詰めて、ブランデーを注いだら蓋をして放置。
一年後、すっごい美味しいアメリカンチェリーが食べられますよ。
そして、チェリーのエキスが出たブランデーもこれまた美味しかったです!

サントリーの『V.O』で2016年に漬けた梅酒はまだ未開封です。
空になったV.Oは、一昨年くらいにブランデーケーキのレシピをアレコレ調整していた時に買って、そこから色々使っていたもの。
その中途半端に残ったものを、どうやら去年、私は使ったみたい。
先日、ようやく空になりましたが、この写真のために(ゴミの日もまだ先だったので)とっておきました。

テンション上がってしまって、長々と書いちゃいました。
ここまで読んでくださってありがとうございます!

どうぞお付き合いついでに、
「塩はちみつレモン」と
「アメリカンチェリーのブランデー漬け」を
梅仕事のついでに、今年の“初夏の仕事”に追加してみてください^ ^

いや、ホント、美味しいですって!

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みずのさちこ
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