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サボイキャベツで“焦がしキャベツのごちそうスープ”

スープ作家の有賀薫さんのレシピ “焦がしキャベツのごちそうスープ”は、もうずっと以前から我が家の定番スープです。
私のこの『いつもの朝ごはん』マガジンにも、何度も何度も登場しているはずですが、このレシピをベースにあれこれちょこちょことアレンジを加えて楽しませてもらっています。

今朝もシンプルな基本のレシピに、もうちょっとボリュームが欲しくって、最後の煮込みのところでスライスしたじゃがいもとトマトをそれぞれ1個プラスしました。

でも、今日の「特別」はそこではなくて、キャベツ。そう、サボイキャベツを使ったんです。

ぐわっと大きな外葉付きで【伝】さんに届けていただいたものです。
サボイキャベツ、このちりちりと縮んだ葉っぱがなんとも冬を感じさせるお野菜ですよねぇ。
いわゆる普通のキャベツって、ツルツルしていて新鮮なものはパキッとした張りもあってという感じですが、サボイキャベツはなんというかわしわしと弾力のある手触り。厚みのある葉。生ではちょっと食べられないよね、という印象です。
なのに、これ火を通すとガラリと変わる。
それがまた楽しい野菜なんですよねー。

このサボイキャベツの外葉の綺麗なグリーンは、先日パスタの際の彩りで使用しました。

くっきりとした緑がいいアクセントになっているでしょ?

そして、今朝はそのサボイキャベツの中の方をざっくりとカットして、その断面をじっくりと焼き付けて焦がしたスープです。

器にどかっと山盛りなキャベツ。これがメイン。
煮崩れたジャガイモのとろみと、トマトのほんの少しの酸味、ベーコンの旨み。

しかし、すごいのはこのサボイキャベツ、写真でみてもしっかりと太い芯のところがありますが、これ全然固くないんです。
ナイフがいらない。今日はたまたま木のカトラリーを出していて、スプーンも木製のものだけれど、そのスプーンで普通にほぐして、掬って食べることが出来るくらいの柔らかさになっちゃう。
ちりちりくしゃくしゃしたキャベツの葉の形はそのままで煮崩れたりはしないのに、いざ食べようとすると、スプーンがぐずぐずぐすっと入ってしまう抵抗のなさ。
生だと繊維を(繊維なのか??)感じるのに、煮ちゃうとそれがなくなっちゃう、ああ不思議。

そんな“焦がしサボイキャベツのごちそうスープ”がメインの朝ごはんでした。

キャベツ半玉を3つにカットして朝食用に煮たのですが、夫がおかわりして2切れ食べたので、完食!見た目はボリューミーだけれど、なんてったって「キャベツ」ですから、お腹がもたれたりしないもんね。

あとは近所のパン屋さんで買った、レーズン入りの全粒粉パンと、チーズフロマージュ。
ジャンボイエローという名前のキウイ、富有柿。
ホットコーヒー、オレンジジュースでした。

週末しかオープンしない近所の自家焙煎豆のショップで、夫にお願いして買っておいてもらった深煎り豆。香りも味も大好き。
冬の朝は特になぜだか美味しく感じます。

近づくクリスマスを感じたくてテーブルグリーンもクリスマスムードにしています。

お腹の中から温まるパンとスープの朝ごはん。
今日はとてもいいテーブルになったなぁ。

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