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上野の「LA COCORICO」でチキンを食らう。

東京国立博物館に用事があったので、上野までお出かけしました。東京に行くぞ! と思い立つと小田急を使って新宿を経由することが多いのでランチは新宿で済ませがち。随分と久しぶりに上野でランチを食べた気がします。訪れたのは「LA COCORICO」さん。名物はロティサリーチキンだそうです。

開店時間を集合時間にしていたところ、たまたま早めに集まったのでお店の前で開店待ちをすることに。最前待機です。開店時間が近づくにつれてどんどんと伸びる列。早めに来ていて正解でした。

最前だから開店したら一番に入れるかと思いきやそんなことはなく、まずは予約していたお客様から。当然といえば当然です。予約せずに入れたのはなんと私たちともう一組の合わせて4人だけ。それ以降は最短90分待ちです。あぶねー! たまたま早めに集まっていなければ死んでいました。危ない橋を渡りたくなければ予約しないとダメですね。予約していなかった4人はカウンター席へ。まるで機材解放席を当日先着でゲットしたときのような気分でした。

ランチの種類はいろいろありましたが、ここに来たからにはチキンでしょ! 1/2サイズと1/4サイズが選べます。1/4サイズを選びました。

まず前菜から。この時点でかなり満足度が高いです。もう帰ってもいいくらい。人参ベースのサラダのドレッシングは初めてだったかもしれません。甘くて美味しい。ツナマヨポテトも私の中では自炊でやりそうでやらない組み合わせでした。ポテト、雑にベーコンと炒めがち。

メインはこちら。チキンの半身の半身どーん! ナイフで解体しながら頂きます。皮はパリパリ、身はもっちり。塩ベースの味がついているのでそのままでも十分に美味しいですし、添えられているスパイスやレモンでアクセントをつけることもできます。好みに応じて。カニを食べているとき同様、解体中は無口になります。ここ数年でこの日ほど真剣にチキンと向き合ったことはありませんでした。

食後のデザート。基本はロールケーキでしたが、300円プラスすると濃厚さつまいもプリンに変更できるということで、変更しちゃいました。とろっとろでめちゃくちゃ美味い。これは300円プラスする価値があります。隣のお店がさつまいも専門店だったので、店独自の相当なこだわりがなければ、お隣さんから仕入れていると思われます。どうでもいいですが、最近さつまいもを見ると「勝手にIMO協会」をしているさつまいも大好き声優の青山なぎささんが脳裏をよぎるのです。私がプラスした理由の半分くらいは彼女の影響なんじゃないかしら。

この満足体験が1600円。デザートを変えなければ1300円。なるほどこれは人気が出るわけです。チキンの解体に夢中になっていたら食べ終わるまでに60分以上かかっていたので、第二部隊以降が90分待ちは納得の時間設定でした。上野でチキンが食べたくなったら是非。待ちたくなければ予約をお忘れなく。

余談
解剖学を学んでいた知り合いが、飲みの席で「筋繊維の方向を考えると……」などと言いながらあらゆる食材から綺麗に骨を外していく様子を見て「専門性が活きている……!」と感心したのを思い出しました。私はあまり上手に食べられなかったよ。悔しい。

頂いたサポートは、美味しいものを経て、私の血となり肉となり次の作品となる。