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勇者融合ブレイブンも残すところ

 そう、もう勇者融合ブレイブンも、
今日でラストということなのです。
懐かしがっても仕様が無いですが、
とにかく、僕らの勇者融合ブレイブンの最後を、
今晩、披露することになるでしょう。

 勇者融合ブレイブンの圧倒的な出力と、
その力の秘密は人類の勇気そのものでした。
 人類の勇気をすべて使い果たしてしまったら、
この先、どこに勇気を見出せばいいのでしょうか?
 そう、人々の期待や心をすべて満載した、
そんな夢のロボットが大暴れしたら、
この世界なんて簡単に壊れてしまう、
魔怪獣が大暴れしてるこの世界で、
勇気を振るってきた最強の存在が、
この世界に与えた、圧倒的なその影響は皆、驚きだったことでしょう、
何せ、勇者融合ブレイブンを描いてる時期は、
かなりの時間を勇者融合ブレイブンにあてることが出来ていたので、
お話しを書くにしても、なかなか、楽しく執筆出来ていたのですが、
まだ、作業台がこれといって定まらない時期のことです、
ちょっとずつ、自作の作業台などを試し試し描いていたそんな時期で、
自分の作画台、きちんとしたデスクを欲していた時期でもあります。

 でも、僕は漫画として勇者融合ブレイブンを完成出来たかというと、
必ずしもそうじゃなかった、やっぱり、規格としては、
映像的な感覚で勇者融合ブレイブンをとらえていたから、
あらゆる人が見ることになる作品としては、
かなり圧倒的な勢いで描きあげた。
 吟味する時間はほとんどなく、ただ面白くするために、
作画に費やした時間は確実に僕の実になってはいる。

 ただ、漫画家もどき、という所で落ちついてしまうのが今の現況、
やっぱり漫画家の規格で描くことというのが大事であるし、
皆が、面白いものを目指してる中で、
どこか自分の性格上、正直に黙示録を描いてしまう癖がある。
 それだけ、終末論的なものが好きなわけでもないのだが、
僕はとにかく勇者融合ブレイブンを描くときに、
やたらめったら、自分の中にある恐怖とかを表わしていたのかもしれない、
それが今日まで勇者融合ブレイブンを黒歴史にして、
封印してしまった理由でもあり、3年にわたって、
自分の本当の欲求がなんだったか考え直すよい機会でもあった。

 僕は、もっと見てほしかったんだ。
数多くの人に承認されて、きちんと作品を世に出したかった。

 その為としてはまだまだ、僕の作品に対する力が足りてないのは確かだ。
この先の人生でもっと有意義に向かっていける準備がいる。
一生を絵に捧げる気持ちで、付き合っていけたら幸いである。






おしまい

いただけるなら、どこまでもおともしますとも!