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bokashi(ぼかし)オープンのお知らせ

ぼかしはじめのご挨拶

こんにちは!bokashiです。
北海道という食と自然の恵み豊かな土地の、大通駅35番出口徒歩0分、人や車の往来盛んな都市のどまんなかに、2022年10月31日、bokashi(ぼかし)はオープンしました。

街中にあって、生態系を感じられる自然素材。

何ができる場所?

1階はマルシェとダイニング、2階はコワーキング利用やイベント貸出が可能な、食を軸とした複合スペースです。
1階のbokashi Dining(ぼかしダイニング)では、産地より定期的にお届けいただいている野菜や加工品を扱うマルシェと、ランチでは旬の野菜をふんだんに使ったサラダやスープをお楽しみいただけます。

bokashi Diningでの提供メニューの一例

2階のbokashi Base(ぼかしベース)は、ごはんを食べながら仕事のできるコワーキングスペース・シェアスペースです。農家・料理人・林業家・研究者・起業家など、これからの地球に関心を寄せる多様な方々が、地域や業種業界を超えて、時には食卓を囲みつつゆるやかに集います。

仕事というより、生活をしにいらしてください。

bokashiの由来

「ぼかし」という言葉を聞いたことはありますか?
ここ「bokashi」は、農業の用語で米糠やおが屑などの有機物が発酵し、肥料化して土に還元される工程を指す、「ぼかし」に由来しています。
米糠は、白米を食べたい人にとってはゴミでしかありませんし、おが屑は、木のテーブルを作りたい人にとってはゴミでしかありません。
立場によってはゴミ・クズ・カスとみなされ邪険にされることもあるものが、微生物の力を借り、人が水分を加えたり混ぜたりすることで、発酵がすすみ、堆肥になり、土に還元され、新しく生まれる野菜や果樹にとってのご馳走になります。

おいしそうなぼかしです。

「ぼかし」は、目に見えない微生物の活動に、人間が適度に介在することで、様々な生命の残渣が、新たな生命を紡ぐよすがとなる、循環的な営みです。

bokashiに込めた想い

「bokashi」においても、多様なひとやものやことが集い、時には一人でじっと思索に耽り、時には周囲と意見交換をしたりしながら、これまでの当たり前を問い直し、社会への還元が進むような場所にしたいという想いで、「ぼかし」から名前をつけました。

多様性への寛容さ
速くなくてもいい
微生物目線
正解は人それぞれ
境界をぼかしていく

「ぼかし」の素材は、想像する以上に人それぞれです。お隣が養鶏家なら鶏糞をもらってもいいし、向かいがお豆腐屋さんならおからを使えばいい、海が近いなら魚粉でもいい。今日作って明日使えるものではないし、人間だけでは完成しません。
多様な視点や視座が集まり、ゆるやかに関係性が紡がれるような場所として、bokashiも発酵していってほしいと思っています。
消費者と生産者、都市と地方といった、人間社会における立ち位置にとどまらず、森・川・海、人と自然、生物間の境界をもぼかしていきたい、という想いも込めています。

これまでの企画

bokashiの構想を確かめるためにプレ企画として実施した取り組みをいくつか、簡単にご紹介します。
食を軸にしながら、食べ物に連なる土や水や森や人間の営みの複雑な繋がりに触れるきっかけとなる企画を模索してきました。

食材探しの旅 <山菜編>

街育ちの身としては、食べ物はスーパーで買うものでした。
山に入ってみれば、食材の宝庫でした。この日は山菜名人と一緒にひたすら歩き、採った食材を料理して食べました。

鶏を食べる

鶏を締めて調理をしたり。

土壁塗りワークショップ

土は自然に還る素材の代表的なものの一つです。北海道の野田左官の野田さんを講師にお招きし、みんなで壁に土を塗りました。

食を入り口に意志ある循環社会をともに創る

bokashiは、農林水産業から社会情勢まで含むあらゆる人間の営みや、森・川・海などの自然環境の多様で複雑な繋がりに触れるきっかけとなる飲食メニューや企画が集まる場所です。

まずは食卓をともにしましょう

こうした考え方や活動が少しでも気になるな、と思われた方は、ぜひお気軽にいらしてください。
見学についてのお問い合わせは、下記よりご連絡ください。
📩お問い合わせフォーム

営業時間

bokashi Dining(ぼかしダイニング)
営業時間 11:00 - 18:00
定休日 火、水、木、年末年始

bokashi Base(ぼかしベース) 🌟受付は2階になります。
営業時間 10:00 - 18:00
定休日 土、日、祝日、年末年始

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