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もう一つの危険

少し状況が変わり、また、よくよく考えると意外にも「反対側」に危険があることがわかりました。
前々回、新事業が空振りに終わるので、今回はなんとかなるだろうと考えていましたが、「商売」とは別の危険因子があることに気づきました。
反対側というか内側の問題です。

経営者は実質的にBさん一人、しかし、会社には出社せず新事業に打ち込んでいる…
では、社員数はというと、詳しくは言えませんが、一桁と考えて下さい。
零細企業ではよくあることですが、社員は少ないにもかかわらず、1人や2人はすぐに退職します。

しかし、経営者側が穴埋めしてくれるので、従業員が退職して会社が傾いたという話は聞いたことがありません。
実は、この会社も少し前まではこの方法で何とかなっていたのです。
しかし、現在、社員が減り、募集をかけても欠員補充に時間がかかり、しかも、こんな状態で経営者が「本業」を顧みないという状況では、さらに退職者が出そうな雰囲気があります。
もし、1人が退職すると、完全な人手不足になりますが、経営者が穴を埋めてくれそうにないので、「ドミノ倒し」となる可能性があります。

さらに、営業関係社員が激減した場合は、「開店休業」状態にもなり得ます。
おそらく、Bさんは社員に足下をすくわれることを考えていないでしょう。

現在、社員から不満が出ており、その少ない社員が1人でも退職すれば、会社が傾きかねません。

それを考えると、早めに行動を起こした方が良さそうです。
Bさんについては、発達障害の可能性があると判断できないので、発達障害という言葉は使わず、「警告」を発したいと思います。
今のところ、それくらいしか思いつきません。
私としましては、時間をかけて、Bさんが発達障害かどうかを見極めてから、行動を起こすつもりでした。
発達障害であるかどうかは、説得に当たり非常に重要な根拠になると考えたからです。
私は、これまでのBさんの行動を思い出してみると、あまりにも行動が衝動的すぎるので、発達障害の可能性が高いと思います。
経営者でなければ気にすることはないのですが、経営者にとってこの「衝動性」は危険すぎます。
会社のことを考えると、Bさんをかばうわけにはいきませんので、行動を起こすしかありません。

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