見出し画像

mirror-鏡-

サブテーマ
『物語の闘争の時代に、何を照らし鑑みるか』
 ・次の展覧会までのメモ


 記憶の囚われ人になるべからず。

 思い出すたびに、物語はいつも書き換えられ続ける。

 忘れてはいけないこと、思い出すことを度々強いることは、必ずしも理解と結びつくわけではない。個人にせよ集団にせよ、意識は常に不確かなまま日常がある。

 「鏡」は左右反転とは異なる。
 今回制作する一つがモノタイプの版画。それゆえ「反転」の部分のみで鏡と単純に結びつけることはできない。

 "mirror"
 辞書を調べていくと、歴史的にも範囲が広大で、言葉の地図では、まだ皮の服を着て木の枝を頼りに、旅が始まったばかり。

©️松井智惠         2023年8月28日

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?