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春を感じて独り言

まだ上着は手放せないけれど、日差しの中にどこか柔らかな春の気配を感じる今日この頃です。

とある本に、こんなことが書いてありました。

「春は、冬に溜まったものを出す季節」

うんうん、確かに。
冬眠していた動物達は目を覚ますし、草花達はひょっこりと新芽を出す。
そして私達は、まずマフラーを外し、だんだんと上着を脱いでいく。
家の中は、冬の間出していた毛布やコタツをしまいスッキリする。


私は気が早いので、春のスッキリを味わいたくてうずうずしています。
とりあえず冬の間ずっと食べていたおやつのチョコレートを、あっさりとしたヨーグルト、フルーツなどに変えました。


たまに春めいた夜があると、どこか落ち着かない変な気持ちになります。
きっとそれも、草花がつぼみをつけたりするのと同じかな、と思います。
そんな夜は、少しだけお散歩に出ます。
昨日の夜は彼と星を見ました。
冬のラストスパートというよりは、もうどこかに春がいるような夜でした。


春になったら着たいお洋服、行きたい場所もたくさんあります。
ふんわりとした薄手のカーディガン、ベージュのレースのワンピース。
白い光の差す海辺の街、静かな街の美術館。


春、すぐそこですね。
スッキリと片付けたおうちで過ごすのも素敵ですし、少しだけ遠くの公園に行ってみたりするのも楽しそうです。

少しざわざわとした世界が続いていますが、日々の一つ一つの輝きを大切に、季節の移ろいに喜べる今に感謝です。



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