見出し画像

無理しない歩き方

歩くことは最高の運動であるが、無意識に行なっている動きの中でも、特に老化を促進させてしまう難しい運動でもある。

歩くことは毎日行なっていることですが、知らず知らずのうちに悪い歩き方に変わってしまう。ということがすべての人に起こっているかもしれません。

よくテレビなどで見かける、お年寄りが健康のために、大きく腕を振って足を大きく開いて歩いている姿を見かけることがありますが、私はあまりおすすめしません。

歩くも動くということですから、力を抜いて動くということが基本であるなら、お年寄りが頑張って大きく腕を振って大きく足を開いて歩くというのは、動きづらい身体を無理やり動かしていることと同じことなので良くないと考えるのです。

いい歩きとは

いい歩きは重心の移動によって、自然と足が動き、バランスを取ろうと腕がぶらぶら動くことが理想だと思います。足が自然と動くためには股関節に余計な力が入らない事。腕がぶらぶら動くためには肩甲骨周辺に余計な力が入らない事が重要です。「歩く」は人間が移動する手段ではありますが、足で身体を運ぶということではなく、重心が移動した身体を支えるために足が自然と動くということが「歩く」の理想だと思います。

イメージでいうと下の写真です。この後、身体の力が抜けていれば足が自然と動いてくれます。

この一連の動きを、自分から動かそうとするのと、自然と動くのとでは雲泥の差があるということです。

このように自然と足が動くためには力が抜けているということが条件になってきますので、バランス力が大きく影響してきます。バランスが取れていないのに無理に動こうとすると、余計な力が入ったまま腕や足を動かすことになってしまうので、次第に動きづらい身体になってしまいます。

元気な身体を作ろうと運動しようという気持ちは分かりますが、無理に動かし続けることでさらに動きづらくなり、老化を促進させてしまうだけかもしれません。毎日行なえる最高の運動になるよう、もう一度歩き方を見直してみてはいかがでしょうか。

次回は[「バランスを取る」という勘違い]についてです。


#歩き方 # #バランス #運動 #ボディフレックス #毎日運動

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?