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【水分の摂りすぎで病気に?!】2リットルの水を飲むと「血液がサラサラになる」は本当か??

おはようございます、こんにちは、こんばんは。
トレーナーの島脇です。

梅雨に入り、これから夏に向けて季節が移り変わっていこうとしていますね。
毎年この時期になると水分についての話題が多くなってきます。

季節の変わり目ということもあり、浮腫みや足の攣りなどの体の不調を感じている方もいるかもしれません。

そんな中でも、

「血液をサラサラにするために、お水はたくさん(2リットル)飲みましょう・・!」

とアドバイスをもらった経験はありますか?
これは本当なのでしょうか・・?!

そこで今回は、水分について解説していきます!

人体の大半は水分で出来ている

人間の体の50%以上(成人)は水分でできており、体重における水分の割合も高いです。

そのため、水分をしっかり摂ることは人体にとってとても大切なことです。

そんな中でも特に、血液をサラサラにするためにお水をたくさん飲みましょう!というお話はよく耳にしませんか?

2リットルの水分を摂ると、本当に血液はサラサラになるんでしょうか???

2ℓのお水を飲んだお客様に起こったこと

実際に、パーソナルセッションを担当しているお客様の中にもそういったアドバイスを(病院やエステ等で)受けて実行している方がいらっしゃました。

いざそのお客様の様子を見てみると、なんと下半身の浮腫みがひどくなっていました。
特に女性に多かった症状です。

浮腫みで体が冷える

下半身が浮腫んだお客様に起こっていた症状として「冷え」もありました。

浮腫みの原因の大半は水分だと言えます。

そして水分は細胞の熱を奪います。
その理由は、水分が細胞の熱を取り込んで、体温の温度まで温まるためです。
つまりそのままにしておくと、細胞の熱がどんどん奪われていき、冷えにつながってしまいます。

さらに、浮腫みによって冷やされた細胞(血液)は体の中心に戻っていきます。
その時に、さらに熱が奪われる臓器は子宮のあたりです。
そのため特に女性の場合は、冷えが原因で諸々の不調を引き起こしている可能性も考えられるということになります。

余分な水分は、体の熱を奪ってしまう原因の一つと言えるでしょう。

水分は体内のどこに蓄えられるのか?

さて、体の中にある水分は
①細胞の中にある水分
②細胞の外にある水分

に分けられます。

そのうち3分の2は細胞の中に入っていると考えられています。
そして血液やリンパ液、細胞の間にある水分が3分の1あります。

血液が体内で循環するときには、腎臓を使って老廃物が濾過され、排泄物として体外に出ます。

人体においては、1日に500mlほどの老廃物を排泄することが必要です。
季節によっても異なりますが、尿として平均1.2ℓほど排泄されていると言われています。

また、水の役割として体温調節があります。
尿や汗、呼吸によって体温を調節しているのは想像に難くありません。

必要以上に水分を取り込んでしまった場合、その水分は細胞の外に蓄えられることが多いです。
その結果、浮腫みや冷えの原因となってしまうと考えられます。

※塩分を多めに摂ることで細胞内に水分は取り込まれますが、そうすると血圧の問題も出てきますので、おすすめはしません。

「水中毒」って知っていますか?
水分を摂り過ぎてしまうと体の中の電解質のバランスが崩れ、下記のような症状が現れることを水中毒と呼んでいます。

・めまい
・頭痛
・夜間頻尿
・疲労
・浮腫
・下痢

これらが感じられた場合は、水分量にも注意を向けてみると良いかもしれません。

理想的な水分摂取量

では、どれくらいの水分量が理想とされているのでしょうか?

もちろん個人差はありますが、その数値は成人の場合2.5ℓ位と言われています。
半分は固形物で摂取している事が多く、残りの量を液体として摂取することで1日に必要な水分量は補えると言えます。

【例:1日3食の場合】
食事ごとにコップ1杯のお水を摂ると仮定すると、500mlのペットボトルを2~3本ほどの水分量を食事の間に摂取することで必要分を摂取することが可能になります。

水分は人体にとって欠かせないものです。
今回の情報を活用しながら、季節や体調、そして体質に合った水分摂取を意識してみてくださいね。

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記事の編集
BODY DIRECTOR所属トレーナー 木村美穂



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