傷害記録を残しておく事の4つのメリット
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傷害記録を残しておく事の4つのメリット

こんにちは、Body Updationトレーナー中田史弥です。
私は、普段アスレティックパフォーマンスコーチとして、アスリートに関わり、彼・彼女らのパフォーマンス向上・ケガ予防のためのコンディショニングやトレーニング指導をしています。
そのような役割に加えて、アスレティックトレーナーの有資格者でもあるのでアスレティックトレーナーとしての役割も同時に担っています。

アスレティックトレーナーの役割

アスレティックトレーナーとしての役割というのは主に以下の5つの役割があります。

その中でも最も一般的にアスレティックトレーナーの役割として知られているものが緊急時のスポーツ現場でのケガ対応ではないでしょうか?

*こちらの動画では2選手のケガがひとつのプレーアクションで起こりました。この動画のような、試合中にケガをして倒れている選手にトレーナーやドクターが駆け寄って行くシーンは、スポーツの試合を観戦していると良く目にするものではないでしょうか?

練習中や試合中に起こるケガに対して迅速に対応しケガに対して適切な対処をします。
ただ、年間を通してチームや個人に専属トレーナーとして帯同していて直面するケガの数は、大きなケガから小さなケガまで含むと、到底両手では数え切れないほどのケガが起こります。

記憶ではなく、記録する

一つ一つのケガを頭の中に入れて"記憶"しておく事は、1年という期間の中でもほぼ不可能です。そこで年間を通して起こるケガを書面または、電子的に記録をしておく事は大変重要です。

傷害記録を残しておく事のメリットは大きく以下の4点

1、傷害評価表のフォーマットを作成しそれに沿って記録することで、毎回同じ項目・内容での記録ができる
2、個人・チームのデータ(記録)としてその一年間または過去数年間のケガの統計を出すことができる
3、情報共有を首脳陣と行う際、口頭で行うよりもはるかに簡易に正確に時短で行える
4、傷害発生時にどのように判断し、どう対応したかが記録されていることで、トレーナー自身の責任問題を問われた際に詳しくかつ正確に説明責任を果たせる(免責になる)

この4点を踏まえて傷害評価表を作成・記録し、保管しておくということは重要であると考えます。

記録の電子化

最近では、スポーツ現場でもDX(デジタルトランスフォーメーション)の流れがあり、指導や業務の電子化が進んでいます。
上記のような傷害評価表を電子的に保存しておくことでデータ保存のための物理的場所を取ることなく厳重なセキュリティの元に保管できたり、メールやクラウドデータとしての共有でチーム内(監督・コーチ・マネージャー、AT、S&C、治療家、理学療法士、医師)との情報共有がより円滑で簡略になります。電子カルテをサービスとして提供している会社も増えてきていますので、そういったサービスを利用することもひとつですし、MicrosoftのエクセルやGoogleのスプレッドシートなどを利用し簡易に個人カルテや傷害報告書の作成をすることもできます。
私の関わるチームでは、既往歴などを含めた個人カルテや日々の治療記録、練習制限や参加の可否を含む怪我の進捗状況、選手の日々の体調表を電子的に管理しています。
以下の写真はその一例です。

まとめ

今回は、トレーナーとして日々、関わるチームで起こるケガを記録して保存をしていく事には大きく4つのメリットがあるということをお話しました。それらの記録を電子化することでさらにトレーナーとしての業務を効率よく、質の高いものにできるという事です。
次回は、今回の内容を踏まえた上でどのような傷害評価表のフォーマットがあるのかという話をしたいと思います。傷害評価報告書を作成するのに一般的に知られているSOAPノートについて詳しく書きたいと思っているのでそちらの方もお楽しみに!!

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