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激しい気候変化を活力にする魔法

気候変動を肌で感じるようになってから随分経つが、ここ数年、その乱れは更に増大しつつある。実際、今年は植物の開花も梅雨入りも、半月ほど前倒しになっている。私の生きて来た半世紀余りの中で、かつてここまで早まった事は無いのではなかろうか。

ゴールデンウィーク中に気温が30度を超えて真夏のようになったかと思えば、途端に10度以上も下がったりを繰り返し、体調を崩している人も多い。昨今は気象病という言い方もあるらしいが、もともと気温、気圧、湿度の変化に敏感な私にとっても、かなり応える日々となった。

気候変化に対する一つの手立てとして、自分自身が実践し、ウォーターセラピーの相談者にもアドバイスをする事が多いのは、「軽く汗をかく程度の運動」をできるだけ定期的に(1日数分でも毎日)行うという手法である。外部の環境変化よりも激しい内的変化を定期的に生じさせておくと、相対的に外部環境の変化が弱まったかのように体は感じるのだ。

実際、四半世紀以上セラピーの現場で観察とヒアリングを続けていると、あまり活動的では無い方、受動的な気質の方ほど気候の変化も受け易い傾向があるのが、はっきりと見て取れる。そういう方が運動を好まないのは解るが、その場しのぎの薬を飲んだりするよりは「軽く汗をかく程度の運動」を少しずつでも続ける方が健全であるのは確かだ。

だが、このところの過激な気候変化は、この方法でも対処が難しく、急激に気温が上がればグッタリするし、気圧が急に下がれば力が入らなくなったりもする。これから、ますます過激になりそうなこの変動にどう対応すべきか...、とボンヤリ考えていた時、ふと気づきがあった。

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