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自分の身体は自分で治す ~免疫の基礎①~

皆さん、こんにちは。

のんびり継続 6割健康法の身体案内屋です。


さて、ついに note 本格始動です。
なぜ私がnoteを始めようと思ったのか?
その経緯は以前「はじめまして」に書きましたので、チェックしていただけると幸いです。

私のことが少しでもわかっていただけるかなと思います。

今回からの内容は 自分の身体は自分で治すです。

こちらは単発では書ききれないので、何回かシリーズに分けて書いていきたいと思います。


人には誰しもが自らを癒す「自然治癒力」が備わっています。

体調が悪いときがあっても、この自然治癒力がきちんと働く身体であれば不調や症状は回復し、病気にもなりにくくなります。

この自然治癒力がきちんと働くにはいくつかの大事な要素があります。

それが【免疫】です。

【 免疫とは:疫(病)を免れる 】

つまり、この免疫がしっかりと働くことが自然治癒力の働く健康な身体の前提条件となります。

その前提条件とは何でしょうか?

それは「 日常生活の過ごし方が9割。 」ということです。

さらに言うと、「食事」「運動」「睡眠」「入浴」「思考」等の質を向上させることです。

免疫力は昨今、流行りウイルス禍の中でテレビ等の各種メディアでよく聞くようになったフレーズかと思います。良くも悪くも様々な情報があふれかえっており、いったい何が正解で何が間違いなのか? どれが良くてどれが悪いのか? とても混乱しているのではないでしょうか。
あふれかえる情報を取捨選択し、自分にとって良いものを見極めて実践していくためには、まずは基本に立ち返り【免疫】という機能そのものについてざっくりで良いので知ってもらえたらと思い「免疫って何ですか?」に焦点をあてて記事にしました。

免疫の機能はとても複雑で難解です。全て覚えるのは無理ですし、覚える必要もないと思います。
実はこの免疫の基礎編、かなりの長文になってしまったので②回に分けてアップすることにしました。
ざっくりと読みすすめていただき後々、再度調べたいときの備忘録程度に「へぇ~。」という感想があれば良いかなと思っています。

免疫力アップ1

『出典:イラストAC』

では、はじめていきましょう。

①免疫を知る

免疫力を高めて病気の予防を頑張っていきたい!という気持ちがあるのなら、まずは免疫という機能を正しく知ることが重要です。

免疫は【粘膜免疫】と【全身免疫】で分けられ、それぞれに重要な役割があります。

【粘膜免疫:防御】日々の生活の中でウイルスや細菌などの敵は絶えず体内に侵入してきます。それらを侵入させないように守ってくれているのがこの第一関門粘膜免疫です。おもに目・鼻・口・腸管などの粘膜で侵入を未然に防ぎそのまま体外に排出してくれるのです。免疫機能の半分以上はこの粘膜免疫が占めており、特にここ数年話題の腸内フローラも免疫機能にとって重要な役割を果たします。   

【全身免疫:攻撃・治癒】敵が「粘膜免疫」を突破して体内に侵入してくると第二関門:全身免疫が発動します。ここでは直接免疫細胞が敵をやっつけて身体を治癒へ導いてくれます。

つまり、免疫とは二段構えの重層防御システムなのです。

全身粘膜免疫:乳酸菌研究所

『出典:乳酸菌B240研究所 大塚製薬ホームページより引用』

全身免疫はさらに2種類に分けられます。
それが【自然免疫と獲得免疫】です。
今回はこの全身免疫に属する【自然免疫と獲得免疫】を中心に書いていきますね。

免疫は風邪を予防し、もしも風邪をひいたとしても体内で戦い、治癒に導いてくれます。また、新陳代謝を促進することで古い細胞を新しい細胞に入れ替えて細胞や組織の老化を防ぎ、身体機能の低下も防いでくれるのです。また、免疫力が高ければうつになりにくい等、心の病気になりにくいとの報告もあります。

つまり免疫の働きは「病気の予防」「健康維持」「老化予防」とも言えるでしょう。
健康に生きていくには免疫力次第!といっても過言ではないのです。

「日常生活の工夫で免疫力の向上を!」このような話題の際に必ずトピックスに挙がるのが西洋医学への批判です。
西洋医学は薬の処方があまりに多く、人が本来もつ自然治癒力を阻害しているからダメなんじゃないのか?ということを良く耳にします。
確かにそのような側面があるのは確かです。
症状が軽く抵抗力が強い若者にも抗生物質が処方されることは多いです。そしてその強い薬の症状を緩和するために、またさらに別の薬が多剤処方される。そうすることで無理矢理症状が抑えられて改善したように見えるものの結果的に治癒が長引いたり、腸内細菌叢が一気に死滅し、免疫力も低下する。
このようなケースは医療現場ではとても多い印象です。
反面、抵抗力が強い若者でも状態次第では、薬を服用した方が重症化を防ぐ意味合い等でも合理的で正しい場面があるのも確かでしょう。また、現代社会では症状を早期に抑えて仕事をしないといけないケースもあり、とてもストレスフルな世の中です。
私は常々考えていることがあります。
如何なる場面でも多角的で俯瞰した視点を持ち、自分自身で考えて取捨選択ができればどのような選択肢をとっても良い、という考えです。
けれども、分からないことはどんどんお医者さんへ質問しましょう。お薬を服用される際は必ず添付文書を読んでみましょう。自分が飲んでいるお薬はどんなもので、どんな効果や副作用があるのかは必ず知っておくべきだと感じています。
西洋医学や東洋医学でも、食事療法やホメオパシーにメガビタミン、自然療法やオーソモレキュラーにアーユルヴェーダ、なんでも良いのです。
自分の健康を守ることも自分の選択だと思います

お薬1

『出典:イラストAC』

②免疫の主役は白血球

白血球とは、何種類もある免疫細胞の総称です。その白血球にはそれぞれに役割や得意な戦い方があり、連携して敵と戦います。
その際に腫れたり、熱を持ったり、痛みが出たりすることがありますが、これが「炎症」と呼ばれる症状です。「炎症」は免疫細胞がしっかり働いている証拠で、治るまでの途中経過なのです。つまり「炎症」があるからこそケガや病気は治っていくのです。
「炎症」って大事ですね。

野生動物は病気になると自然治癒力を最大限に高めるために特徴的なパターンを示します。それは【食べない・動かない・寝る】です。単純ですが自然治癒力を高めるためにはこの3条件はとても大事なのです。

お休み猫

『出典:イラストAC』

さて、今回はここまで。
いかがでしたでしょうか?
かなり複雑で難解だったかと思います。
次回はより具体的な免疫の働きについて書いていきたいと思います。


☆次回予告☆
自分の身体は自分で治す~免疫の基礎②~
【自然免疫と獲得免疫】
【免疫まとめ】


2日後に投稿予定です。こうご期待ください。

ではまたお会いしましょう♪
有り難うございました。


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