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俺にとっての俺妹

 こんにちは、Bodayboと申します。先日こんなツイートをTLでみかけまして、

俺妹世代の私には色々感じるものがあり、少々自分語りをしたいと思ったのでここに書き記します。

 レビュー全文を要約すると、
父と兄を失った妹が、俺妹を読んで立ち直ったので俺妹ありがとう。by母
といった感じ。

 この家庭では俺妹のようなサクセスストーリーが繰り広げられたそうですが、京介と自分を重ねた僕は彼女はおろか友達すらいないんですけど、アニメ全話観るだけじゃ足りないってことなんですかね?あれですか?ラノベ全巻読んだら彼女出来る的な、情報商材的なアレなんですかねこれ?

 そんな俺妹にわかな私にも、思い出はある訳でして。私は、俺妹をリアルタイムでは視聴していませんでした。一年上のオタクが薦めてきましたが、当時は「神のみ」と「イカ娘」に夢中だったので華麗にスルーしましたが、
高一の夏休みに一気に視聴したのを覚えています。

 文章にしてみると特になんてことない短い文になってしまいましたが、私が不登校になったのは中二なので、もしあの時友人に薦められた瞬間に俺妹を視聴していれば、今と違う世界線を歩んでいるのではないか?
と考えると、ちょっと壮大なストーリーが動きそうな気がしませんか?もしかすると、弟が妹だったかもしれません。知りませんけど。

 ポケモンのボルトロス厳選をしながら、俺妹を観た夏。確か一期を視聴した次の日に、中学の友達と夏祭りに出かけたんですよね。コミケに行く京介と自分を重ねたのかもしれませんが、そう考えると私も俺妹に救われたと言っても過言ではない筈。その後、二期を視聴し心に深い傷を負うことになるとは知りもしないのであった・・・

 俺妹はオタクな妹と兄の物語なのですが、一期では美しい兄弟愛が描かれていたのに対し、二期は恋愛へと発展していきます。私はヨスガノソラとかは好きですし、近親END自体に文句を言いたいのではありません。振った相手に対しての京介の態度が、あまりにも酷すぎるのです。

 その点、エロゲーが原作の「ヨスガノソラ」は「ルート演出」といった構図をアニメに取り入れることで、キャラの衝突を避けているので素晴らしいですね。俺妹の本当に悲しい所は、恋愛でコミュニティーが崩壊していく過程をこれでもかとオタクに見せつけてくる点ですね。
 特に京介の大学受験勉強を寝る間も惜しんで必死にサポートしたあやせを振るシーンは、本当につらい。Amazonレビューを見る限りでは原作にも振ったヒロインをサポートする描写は著しく欠けているようなので、何が言いたいかといえば、「これゾンはいいぞ」ということです。

 「これはゾンビですか?」は私が一番好きで唯一原作ラノベを購入した作品なのですが、主人公の相川 歩はヒロインに対して「家族」として接するんですね。恋愛にウブな主人公というのはありがちな設定ですが、歩は恋愛はわからないけれど家族としての絆はわかるんですね。本当に素晴らしい、優しい世界が広がっています。オタクの求めていた世界って、こういう優しい世界だと思うんですけど、違うんですかね?

 本当にその距離感が終始変わることのなく完走したラブコメ作品は、「これゾン」以外にまだ出逢ったことがありません。
 私が知識不足なだけなのかもしれませんが・・・そんな私に、お薦めの作品とかありますか?あなたも、私の世界線を、変えてみませんか?待ってますよ、せっかくの、クリスマスですしね。

冴えないオタクに幸を