兄弟 #1 プレゼント

「ねぇ、BMI値って保険会社がデタラメで作った数値らしいよ。客を脅すために作ったんだってさ」
「あっそ」
「BPMも作られてるんだろうな」
「BPMは流れてる速度だろ、太鼓とか音ゲーの」
「フレームがあるならBPMはいらねぇだろ、お前ヤマハの回し者か?」
「フレームとテンポは違うだろ、何言ってんの?」
「じゃあBPM200ってどんぐらい?何フレーム?」
「知らねえよ知らねえ」
「逆だったかも、しれないな・・・」
「お前絶対俺のこと助けに来ないよな」
「それワンピ?プリズンブレイク?」
「ナルトだろ」
「お前もっと俺のこと信頼しろや」
「やだ、怖いじゃん。二人で観るならいいよ」
「二人なら何でもできるって気がするよな。」
「さっさと再生しろよ、止めんなよ」
「正解はプリズンブレイクじゃん、お前認めろよ」
「セイキンTVだろ、もういいわ」
「虚無・・・」
「ホタテはもういいぜ!」
「つまんなお前」
「お前が振ったんだろ、勝手に俺をつまらない奴にするな」
「しょーもな、さっさと観ようぜ」
「僕が霧なら、君は雨だ・・・」


「は?」

冴えないオタクに幸を