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やかたで暮らせば;220203_節分。

節分だったこの日は木曜日で、朝8時から定例MTGだった。

週5日…いわゆる”普通”に通っていたところ、昨年5月連休から休職。そっから色々あって、いまはまだ会社は休職の身分ながらも週3日勤め+別のお仕事をいくつかしている。
(これはまた別に、ちょっと丁寧に書き残したいなあと思う)
で、その「別のお仕事をいくつか」の一つおしごとの定例MTGが毎週木曜日の朝8時からなのだった。

起きたのは7時50分だった。
いっそいでお手洗いだけ言って、顔周りだけ整えて、zoomに入る。これができちゃうからオンラインMTGっておそろしい。ありがたくて、おそろしい。
そんなこんなではあったがMTGは無事にすんだし、なんなら、ちゃんと役に立っていたと思う。

それから、なんやかんやあり朝昼兼用ごはんをしようとしたところで、食材が少なくなっていることに気がつく。
最近、食糧が減るのがおそろしく早い。(わたしが入ってきたのだってまだ3ヶ月ちょい前だけど)増えたメンバーが定住だし、ちゃんとご飯を食べるからだ。
すると、うちで一番の大食い住人が起きてきた。わたしと同じように冷蔵庫と炊飯器を覗き込んで「買い物に行く」と言い出したので、一緒に行くことにした。

スーパーで彼にかごを持ってもらい、まずは野菜売り場から。かごにものを入れ始めて数分も立たない内に「これはかご1つじゃ持たん」と気づいて、カート+かご2つ作戦に切り替える。
食べたいものをベースに見繕っていくけど、しれっとおつとめ品やもやしも手に取る。どうせ食べるんだから、ちょっと単価は抑えていきたい。
精肉コーナーでは「3パック1000円!」と「お買い得!ジャンボパック」をどちらも買う。これでどのくらいもつんだろう。

スーパーでクレカを出すしかない、という状況になるのは人生2度目。

ちなみに1度目もつい最近、やかたに越してきてからだった。
わたしも食べるんだけど、ここらへんは自分が心地よく過ごすために、お金との付き合い方や考え方を工夫すべきだよな~。

何か作るために冷蔵庫をみたら枯渇状態だったから買い物にいったはずなのに、結局スーパーで買ってきた出来合いの小魚の磯辺揚げと早炊きしておいたごはん、残っていたお味噌汁でおなかを満たした。
食欲と、白米に勝てはしないのだった。
とっても、美味しかった。

夕方、4時。
住人二人と連れ立ってお家を出た。そう、この日のメインイベント、吉田神社の節分祭である。
「せっかくだし」と、歩いて行ったけど(今回は女子3人っていうのもあったかもしれないけど)誰かと一緒におしゃべりして行ったら、長い道のりも短く感じた。

吉田神社の節分祭は初めてだった。
百万遍の交差点辺りからもう人が多くて、吉田神社へ向かう東に入る道は車が通れないようにフェンスが置かれ、ランプが回っているワンボックスタイプのパトカーともに警察の人が何人も立っていた。
道の始まりから露店がずらずら~っと並んでいて(京大の正門だけちゃんと避けられていたけど)、心沸き立つ。

「物色しながらお参りだね」と、左右を入念にチェックしながら参道を進む。
ちょっとおもしろいなと思ったのははしまきのお店が多かったこと。お好み焼き、たこやきより目立ってた気がする。もっと西の食べ物だと思ってたし、京都のお祭りでもあんまり見ない印象だった。

物色中に何度こころくじけ、お店に吸い寄せられそうになったかわからないが、無事に神社の麓まで到着。
最近はコロナで手洗い場が使えないことが多かったけれど、開放されており、ちょっとうれしく、いそいそと手と口を清める。ハンカチを忘れていたことに気がつく。なんで、本はかばんにしっかり入れたのにハンカチは入れなかったんだろう。泣く泣く冷たい空気で自然乾燥させながら、お社へと登る。

境内は、下の露店たちとはまた一味違う活気があった。
一年間守ってくれてありがとう、と、無事に御札を返したら豪華賞品が当たるくじ引き付き福豆授与にならぶ。
その豪華賞品たちが列のとなりに勢揃いしているので眺めていると、出資者もちゃんと併記されていて、会社のお客さんや取引先さんがちらほらいることに気がついた。地域と会社のつながりがこうして感じられるのは、いいよなあ。
(何も当たらなかった)

新しい御札をもらった。
なんでもこの節分祭の3日間しか配らないものらしい。
疫神斎…まじまじと見ているとちょっと怖くなってくる。これでよろしくないもの全部祓っておくれ。みんな健やかであれますように。

お待ちかねの露店では1本100円の串カツ屋さんから。うずら、たまねぎをさっと食べて塩辛いもの食べたい欲をみたし、たくさん人が並んでいたたいやきをあんことクリームそれぞれ買った。それから結局はしまきも買って、3人でシェアする。
寒い中外で食べるこういうのって本当に美味しいし本当に幸せだし、たいやきに至っては結構真面目に美味しかった。
なんでもこういう寺社仏閣でしか出店しないのに年に4~5回出せばいいほうらしい。あまりにも美味しかったので、やかたにおみやげにした。

来年も、あのたいやきやさんは狙おう。
わたしのことだから、忘れるはずがない。
御札をかえるのを忘れないようにしなくちゃ。




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