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きになるき

宇宙には不思議な秩序があるといいます。それは自然にあるものと同じ。ぼくらのすぐとなりに、それはあるようなのです。それを「生命の木」と呼んでもよいように思います。

ぼくは大阪の茨木で生まれ育ちました。大阪万博の年に生まれ、もう半世紀も生きてきました。うまれてすぐに万博に連れて行ってもらったようですが、もちろんまったく記憶にございません。

物心ついたときには、「太陽の塔」と芝生の広がるだだっぴろい公園がのこるだけでした。それでも、そこがぼくの青春の時期に重要な役割をはたしたことには違いありません。いつも太陽の塔に見守られていました。

その塔のなかに「生命の樹」があることをしったのは、ずいぶん後になってからです。いつも思い出しては忘れることを繰り返していましたが、いままた、どうしても見たいと思うようになりました。

宇宙の源をしりたくなると、生命のみなもともしりたくなります。ラオスの寺院にも生命の樹の壁画が描かれていました。なにか深くつながっているように感じます。

森のなかへ。いままた足を踏み入れたくなっています。生命の源に帰る旅をしたくなっているのですね。よばれているようにも感じます。

よばれたときには、すなおに呼ばれている方向へ舵を取るのがいいように思います。


くるくると まわる地球の みなもとは いのちうまれる 太陽の塔



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