デザインは、世界をちょっと良くすること
昔から絵を描いたり見たりが好きだったけれど、いつからか工芸品やプロダクトデザインに関心が広がっていました。
雑に言うとアートよりデザイン寄りに心が惹かれていったというのでしょうか。
「デザイン」ってわかっているようで意味が捉えきれないところがあり、最近はなんでも「◯◯デザイン」とついているから余計に「そもそもデザインってなんだ?」と思うことが多かったのですが、ある本でそんな問いにフィットする答えを見つけました。
2015年発売の本なので少し前になりますが、『21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由』(佐宗邦威)です。
この本で佐宗さんがデザインについて「デザイナーは小さな課題を確実に解決し、生活をちょっとずつよくしていくことができる」と書いています。このシンプルな答えが腑に落ちた。そうだよなぁってすごく納得しました。
アートって、私にとってはスイッチみたいな役割で、気持をリセットしたり新しい刺激のボタンを押してもらうような意味合いがあります。
ハレとケで言えばハレに当たる、毎日というより折々で欲しいもの。
一方でデザインが好きなものは、身の回りに置いておきたい。一緒にいると心地よいモノや場所だと思うのです。
それはきっとそのデザインが生活を、つまり自分のまわりの世界をちょっと良くしてくれるから。そんな風に思えました。
どっちも好きだし別のものだけど、重なるところも多くある。でも日常を良くしようと思ったらデザイン思考で世界を眺めてみるといいのかもしれません。
今日はこのへんで。それではまた。
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