6・2・2の法則ってのがあるらしい

貧血で倒れそうになり、ベッドに臥せたあと朦朧とする意識の中でふと、中学生の頃に読んだ、鷲崎健の『成すも成さぬもないのだが これまでもこれからも』に6・2・2の法則というものが書いてあった気がしたのを思い出した。

自分はラジオが好きで、その中でも鷲崎健のラジオが大好きだ。
今だと水曜日のヨルナイト×ヨルナイトが毎週の楽しみだったりする。

ちょっと硬い始まりで書いてしまったが内容は簡単である。
自分にとっての6・2・2の法則ってなんだろな〜、だ。
ちょっと鷲崎健の『成すも成さぬもないのだが これまでもこれからも』から引用してみよう。

「六二二の法則というのを聞いたことがある。小学校六年、中学二年、高校二年に出会ったものが人生を左右する、というものである。」
─鷲崎健『成すも成さぬもないのだが これまでもこれからも』(角川、2015年)

これです。これ。
早速頑張って思い出していこうかな、思い出します。


〈小学校6年生〉

たしかこの頃はすごくアニメが好きで、アニメソングが好きだった、いわゆるアニメオタクだった頃だったように思う。
そしてこの頃に親からお下がりのラジカセを貰った。多分ケンウッドの青いやつだったような気がする。
初めて自分でCDを買った。確か、喜多村英梨の『Re:Story』だったと思う。
自分の部屋で音楽が聴けることが嬉しくてたくさんラジオやCDを掛けた。
そんなある日、ラジオからあるバンドの曲が聞こえてきた。
FoZZtoneの『LOVE』だ。
なんの番組だったかは全く覚えていないが、

「生まれ変わろうとした日々は
僕を愛せない日々だった
体は前を向いて
生まれ変わり続けていた
君は今、どうだい?
今、君はどうだい?」

というサビの歌詞がめちゃくちゃ印象に残ったのを覚えている。

特に人にあまり言ってないのだが、自分はめちゃくちゃFoZZtoneと渡會将士のことが好きである。(ちなみに昨日のテレワークハレルヤの動画で竹尾典明が出てきて号泣した)

当時まだ我が家のリビングには家族共有のデスクトップPCがあったので必死になってYouTubeを使って調べた。
このMV、今もずっと好き。

  https://m.youtube.com/watch?v=DPPklmSSrlA
【MV】LOVE/FoZZtone [Official] 

このラジオでの出会いを機にFoZZtoneにハマった自分は、その後セカイイチを聴いたり鶴を聴いたりしていくことになるのだった……。

小6編のメインはフォズだが、それだけじゃない。
鷲崎健、岡村靖幸、安部公房、作詞家、作曲家だってそうなのだ。
全部書いてたらめちゃくちゃ長くなるので割愛させていただくが。出会いが多すぎた。
ちなみに作曲家は太田雅友さんが好きです。(当時は田村ゆかりのオタクだったので)

〈中学2年生〉

この頃は確か、大好きだった太田雅友さんを追いかけてSCREEN modeの現場に通っていた時期だった。
そこで自分はスタジオミュージシャンに出会ってしまった。
スクモで言えばベーシストの岩切信一郎さんやドラマーの北村望さんなどである。
岩切さんや北村さんにハマって色々調べていくうちにファンクに出会った。岩切さんや北村さんは昔Papa grows funkのカバーをしたりするバンドを組んでいたらしく、当時の動画を発掘した自分はもう大感動だったのだ。
「歌がない岡村ちゃんじゃん!!!!!!!!!めちゃくちゃ好き!!!!!!!!!」
だった。
未だにこのとき出会ったPapa grows funkは大好きだし、『Slinky Snake』は思い出の曲だ。

そしてこの頃、最初に話した鷲崎健のエッセイが発売され、大好きなわっしーの音楽の話にたくさん触れられた。
ブルースに興味を持った自分はとにかくブルースの名曲を聞こうと「ブルース 名曲」という安直な検索ワードで検索した。
マディ・ウォーターズに出会った。
『Rolling Stone』と『Mannish Boy』がかっこよすぎたのだ。
ぶっ飛んだ。こんなものがあるのかと。
マディ・ウォーターズとの話は高2編にもあるので後で話そう。

そうだそうだ、スタジオミュージシャン。
この頃になって自分はスタジオミュージシャンつながりでいろんなアーティストを聴くようになった。
今考えると頭がおかしいと思うが、楽しかったからいいのだ。
FoZZtoneが活動休止をした辛さでフォズやセカイイチや鶴の情報を追うために使っていたTwitterのアカウントを削除し、アニメやアニソンの話をするアカウントを作ったりしていた。
そこでたくさんアニソン関係の人をフォローしたり、スタジオミュージシャンをフォローしたりするようになった。
そこでスタジオミュージシャンから色々ディグった結果色々あってインディーズバンドに手を出し始めてしまった。

終わりの始まりだ。この1年後にアノアタリと出会うことになり、高校に入ってからは沢山のおじさんの友達ができるようになる。
正直な話、今思うと高校時代は休みの日に同級生よりおじさんたちの方が一緒にいたと思う。
もう高校時代の話し始めちゃったので高校編に入ります。

〈高校2年生〉

すっかり女性ボーカルバンド界隈にも馴染んでおじさんたちとわちゃわちゃしていた。
そんなある日、久しぶりに男性ボーカルバンドが聞きたくてTwitterを眺めていた。
この頃からネタツイが好きでいろんなネタツイをツイートしてる人が聴いている音楽などにも手を出したりし始めたのだ。

ある日、AppleMusicのあなたへのオススメみたいな優秀な機能でとあるバンドがピックアップされた。
Kroiである。
いや、良すぎた。良すぎたんですよ。
わかります?あの『Suck a Lemmon』のイントロの衝撃。
スティーヴィー・ワンダーの『Superstition』を感じたんですよ。
いやね、良すぎ。良すぎなのよ。
マディ・ウォーターズ初めて聴いたときと同じ反応しちゃったね。
びっくりしちゃったよ。若いのに才能溢れすぎでしょ………売れます。

高2はそれだけじゃない。
仲の良いおじさんにめちゃくちゃ趣味が幅広い人がいて、花まる学習会王子小劇場でやる演劇に誘われたのだ。
くによし組の演劇だった。
めちゃくちゃ面白かった。ずっと演劇を見てみたかったんだが、行く機会がなくて行けていなかったのだ。完全にハマった。年明けにはシベリア少女鉄道のいつかそのアレをキメるタイムに行った。最高だった。

そういえば、花まる学習会王子小劇場で見たくによし組の演劇のあと、時間があるということで映画を見に行った。
『Sidemen』を見た。
ブルースマンの映画だった。マディ・ウォーターズやハウリン・ウルフのサイドマンたちの映画だ。
パイントップやヒューバート、ウィリーに焦点を当てた映画だ。かっこよすぎた。
これを機にシカゴ・ブルースをまた聴き始めた。(ちなみに最近はテキサス・ブルースとイーストコースト・ブルースも気になってるので聴いてます。)


もう何書いてるのか分かんなくなってきちゃったので終わろう。
推敲もめんどくさい。あとで見返してちょこっとずつ直していきます。

皆さんの6・2・2の法則も知りたいので良かったら教えて下さい。

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