最恐の仮面夫婦『Mr.&Mrs. スミス』

女ってコエーーーッ!!!!

いつも映画を観る時にはできる限りフラットな目線で見ようとしてるけど、男女の関係を描いてるとどうしても男側の気持ちが分かっちゃうよね。

今回も「女って怖いよなー!わかるわかる!」と思いながら見てしまったw

正体がお互いにバレてからの夕食のシーンなんて、ずっとジェーン(アンジェリーナ・ジョリー)が何考えてるのか分からない状態でドキドキしながら見てたもんなぁ。

その後、車で逃げるジェーンを追ってたら、はずみで銃を撃っちゃって車に当たっちゃった後の、ジェーンの表情といったらもう・・・怖すぎて鳥肌モノでしたw(うっかり撃っちゃうとかプロの殺し屋としてどうなんだよって所もあるんだけど)

最恐の仮面夫婦

序盤のシーンでカウンセラーが言う「あなた方のような悩みは何百万組も抱えてる普通の問題なんです」的なことを言うシーンがあるんだけど、それが半分当てはまってるし、半分見当違いなところが面白いよね。

こういうすれ違いとか小さなストレスが積み重なって爆発寸前みたいなのって夫婦あるあるだと思うけど、その裏にあるものが到底普通じゃありえないっていうw

普通、夫婦喧嘩って、夫が嫁に手をあげたところで夫が我に帰ったり、奥さんがキレて出て行くとかで終わるのに、この映画はそこからが本番!!みたいな感じで普通に撃ち合うわ殴り合うわで、常軌を逸してやがるぜ!!って感じでもう最高!!!!

その後にお互いが協力し始めてからは、6年夫婦生活を送ってたなりの暗黙の了解だったりがあって、その反面で今まで溜まってた不満をぶちまけ合ったり、嘘をバラし合ったり、改めて認め合ったり。ただコミュニケーションが取れてないのが原因で失敗したりねw

結果、この一連の騒動が絆の深め合いに二人にとっての最高のカウンセリングっていう良いオチだったと思う。

コメディアクションとして観るべき

カット割は全体的に緊張感を保ったりリズミカルだったりと上手かったりするんだけど、演出面では色々とツッコミどころが満載。

序盤の二人が「仕事」をしている所を初めて描くシーンだけど、二人とも超一流か???っていう働きぶりでね。

ジョン(ブラッド・ピット)の方はあんなに敵がいる状況でどうやって銃を構えたのか分からん。脇のホルスターにいれたままかと思ったら、腰にホルスターがあったからそれは有り得ないし、銃の分解も左右正面から見られてる状態で出来るか?もしかしたら僕達が「どうやったら?」って思うような事ができちゃうっていう一種の演出かもだけど説得力無さ過ぎるでしょアレはw

ジェーンの方は、色々とギリギリ過ぎる。まぁそこもプロらしいと言えばそうだけど、殺した現場で携帯で時間確認するとかアリか?まぁそこの愛らしさが後の二人のキャラクターに繋がるモノがあるといえばそうなんだけど、超一流の殺し屋って言われると説得力がなぁ・・・。脱出する時にも、ダンスのシーンでもどう考えても目立ち過ぎてるのに、周りの通行人とか客はノーリアクションだし・・・それって観客を無視してるのと同義だからね?

だけど、そこら辺のメタいツッコミどころもコメディだと思ってみれば、そこそこに笑えるし、楽しめるので、難しいこと考えず面白がれば良き。

ブラピもアンジーも相変わらずカッコイイし、コメディ面では絶対に信頼できるヴィンス・ヴォーンもいるしね。アンジーの弱さを見せる演技が見れるのもレアで良かったな。

そして何と言ってもクライマックスのホームセンター大喜利!!ゲームで言えば『デッドライジング』、映画で言えば『イコライザー』とかでもお馴染みのこれも良くハマってたし面白かった!

笑える上に爽快感もある。よきよき。

文末(あとがき)

ブラピの吹き替えが山ちゃんだっていうのがビックリしたけど他の作品でもあったっけ?

喋り口調で書く癖みたいなのがついてきた感じあっていい感じデース。

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