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清貧の思想 〜日本人がお金持ちは悪だと解釈するのはなぜか〜

こんばんは、澤田です。


日本人が美徳としている「清貧の思想」をご存知でしょうか?

清貧とは、行いが清らかで私欲がなく、そのために貧しく暮らしていること、です。

もともと日本人が美徳とする考え方ですが、この考え方が日本人の「お金」や「お金持ち」に対する偏った見方につながってると言われています。


『投資家が「お金」よりも大切にしていること』の中で、藤野英人氏は言います。


「清く貧しく美しく」生きる日本人の素晴らしさを言っていたはずが、間違った解釈で定着してしまった、と。

「貧しく」と言っても、理想的な生き方を実現するために自らが積極的に受け入れた貧しさであり、心の貧しさではありません。お金やモノを貪らない生き方、物質的な豊さを捨て去った生き方は美しいですし、素敵な価値観だとも私は思います。
ところが残念なことに、この「清貧の思想」は、本来の思想とかけ離れた解釈で日本人に根づいてしまいました。「理念に生きるために、あえて豊かな生活を拒否する」という思想が、「豊かになるためには、理念を捨てて汚れなければいけない」という考え方に変わってしまったのです。
それが「豊かになることは汚れることだ」となり、「お金持ちは何か悪いことをしてお金持ちになったに違いない」といった考え方になったのでしょう。お金持ち=悪であり、悪を倒すどころか、倒される対象となってしまいました。ねじれて解釈され、定着してしまったわけです。


こういう経緯があります。

日本人がなぜお金持ちが悪いことをしてそうと思ってしまうのか。


清く貧しくでもなく、

汚く豊かでもなく、

もちろん、汚く貧しくは論外で、

一番の理想は、清く豊かであること


これを我々は目指していきたいですね!

むしろ、世の中でうまくいっている人、経済的に自由な人、お金持ちは「清く豊か」であることがほとんどです。

むしろそうでなければ、長期的に成功するはずがないのです。


感謝!