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3日目:アイスランド西部~南部(ロイガルバトン~ヴィーク)

どろっと疲れた初日を終え、親の仇のように朝食を食べまくり、チェックアウトまで部屋で二度寝したりだらだらして出発。初日の宿はアイスランドのメイン観光エリア「ゴールデンサークル(シンクヴェトリル国立公園、ゲイシール、グトルフォス)」の中間にありつつ、比較的リーズナブルだしセンスが爆発してるしオススメです。食堂もめちゃめちゃお洒落で可愛かったのよ…撮ってないけど。


ゲイシール(マグマで地下水が沸騰して地上に吹き出すやつ)

宿から車を30分ほど走らせたところにゲイシールの看板を発見。さすがはハイシーズンなだけあって、広大な駐車場はほぼ満車でした。

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そこら中でコポコポしてる。
ヒャ〜〜キャ〜〜と声がする方向を向くと、

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噴出直後だった!でもすげえ!
一番近くで一番すごいのを見たいので、みんなでじっと待つ。

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ずっと地底から大きな何かがコポコポしてて「来る!?」「来ない〜」を繰り返している。
カメラを縦にしてみた瞬間

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ビシャーーーーーー!!!
ギャーーーー!!!

た、たのしい…噴出口撮れてないからただの水しぶきにしか見れないけど…
ちなみにゲイシール間欠泉は休暇中で、代わってこのストロックル間欠泉がメインで頑張っているそうです。これで20m程度だそうですが、本家ゲイシールは60mとか。アッツアツのお湯が60m…

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ゲイシールの子供みたいなのがそこら中にある。

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ちょっとした山にも登りました。ごつごつした岩登るのすごく楽しい。

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苔さんたちも可愛い。

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上から見る間欠泉もまたよし。

ゲイシールの駐車場近くにきれいなvisitor centerがあるのでトイレチャンスです。用がある人も用がない人も必ずここで済ませていきましょう。
カフェもあるけど、アイスランドな上に観光価格で「何なん…何なん!?」てぐらいに高い。スーパーで買ったお菓子やパンと水分を常に車に積んでると心に余裕があるよ!


今日の滝 ①:グトルフォス

ゲイシールまでの道をさらに10分ほど車で走ると次の名所「グトルフォス」が見えてきます。ゲイシールもグトルフォスも規模がでか過ぎて絶対に見過ごさないので安心!ただ駐車場を見過ごすとその後しばらくまっすぐ走らざるを得ないので注意。

駐車場は2カ所ありましたが、どちらも満車。路駐も多く「無理矢理入れたはいいもののどうやって出るつもりなんだ」的な車がたくさんありました。一台車が出ると前から後ろからそこに入ろうとして「あっぶねーな!」「こっちが先だろうが!」的なケンカをしてる観光客がいたり。殺伐~!

そんな中、駐車場内を「困ったな~困ったな~」とうろついているとちょうど目の前で車が出ていき、無事に駐車。特に整備のおじさんも居ないので運に頼るのみ。ハイシーズンのゴールデンサークルは要注意です。

車を降りると小さくゴオオオ~~と聞こえてくる。しばらく歩くと見えてくる…

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ゴオオオ~~〜〜〜〜〜〜

グ、ググ、グトルフォス…

正直書いている時点で半年弱前なので細かい部分は覚えていませんが、うわごとのように「規模が…おお…規模が…」と呟いていたのは覚えています。

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この日は快晴だったので虹がそこら中で出まくってもう虹郎って感じでした。一部ゾーン(写真右側の道)は頭から容赦無く水しぶきっていうか豪雨が降り注ぐので、さっとゴアテックスのフードをかぶる。ゴアテックス最強ゴアテックス無敵。この旅で私はゴアテックスのアンバサダーになります。

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しかしつるっと滑って落ちれば一溜まりもない。しかも濡れてて足元も良くない。この滝つぼを、ロープ一本で「あかんで」と制してるのすごいな。

帰り際にアイスランドの女子高生に「日本人ですか~?」と話しかけられてびっくり。日本語の発音があまりにもきれいだったので留学してたのか聞いたら、同伴の中国人の友達に教えてもらったり、あとはネットで勉強したとのこと。少し立ち話して、新婚旅行でアイスランド来てるよ~と告げるとおちゃめな顔で
「じゃ、ジャマしちゃ悪いんで~♡」
と去って行った。

話し方といい仕草といいアニメっぽい。アイスランドのアニメオタク女子高生だ!この日もツアーの翻訳で来てたらしく、発音もネイティブに近くて、高校生ですごい。やはりオタクのパワーは一番すごい。


多分、アイスランド公衆トイレあるある

グトルフォスのvisitor center外にある公衆トイレは有料です。ゲイシールほどではないけどここもトイレチャンス!その後しばらくドライブする予定の私たち夫婦にとっては外せないスポットです。

有料の公衆トイレは入り口にクレジットカード支払機があって、支払いを済ませばゲートに入れる仕組み。なのですが、この支払機が大体壊れている。

カフェとか施設に併設されているきれいなトイレまで我慢できない!そこで救世主(メシア)となり得るのが公衆トイレ。なのに何度クレジットカードを抜き差ししてもボタンを押しても反応が無く、「お金なら…お金ならあるんです!!!!」とブラックジャックに出てくる金持ちみたいになる。

もう無理矢理にでも!と思ってゲートを押したらすんなり入れたりして、え、私あれで払えてたの?ていうか、え、何回払ったの?と疑問を抱きつつトイレに駆け込んだりもする。普通にすんなりいける所もあるけど、最後まで仕組みがよう分かりませんでした。


今日の滝②:セリャラントスフォス

ゴールデンサークルは残す所「シンクヴェトリル国立公園」のみ!ですが、ルート的に最終日に回して宿に向かってず~っと南下。その途中にあるセリャラントスフォスへ向かいます。Google map上では車で1時間半、実際は3時間ほどかかりました。

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写真右側に、山に糸みたいなのがかかっています。あれ何…?と思って近づくと

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滝です。セリャラントフォスです。
南部まで来ると観光客の数が減り、駐車場の規模が小さくなっても余裕で停められます。

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ここもすっごく虹です。虹郎です。

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しかもここは滝の裏側に入れる!「風とマシュマロの国」でふかわりょうが探していた滝だ!

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ここが今日イチのビッシャビシャポイントです。ご覧ください、ここでもゴアテックスが大活躍です。この裏側に入った後の帰り道が結構危なくて、足元は泥でグズグズ、険しい岩道を摑まりながら慎重に下って行くと、

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あれ?いつの間に死んだのかな?
てぐらい美しい景色。アイスランド版三途の川かな。

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そしてすごいところに羊がいる。羊が本当に何も考えてないことがよく分かる。


本日のセーブポイントに到着!

ここからさらに車で30分ほど、有名な滝スコウガフォスを横目に見つつ本日のお宿に到着しました。

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すごいところにあるな…

ちなみにこれだけ明るくても20時〜21時ぐらい。その昔白夜の存在を知った時「夜が来ないなんて不思議…!」とドキドキしましたが、実際来てみればただの昼だなって感じです。天気とロケーション次第では夕焼けがめちゃくちゃきれいだけど!

外に人懐こいワンちゃん(大きな黒いラブラドールレトリバーっぽい、宿で飼ってるのかな)がいて「あら〜かわいいね〜」てニコニコ見てたけど、部屋に入って換気のために窓を開けてたらワンちゃんが中に入ろうとジャンピングアタックしまくってたのには焦った。人懐こすぎだ。

お部屋のレベルとしては普通のちょっと古いホテルって感じかな?朝食付きで一人一泊15000円。
レイキャビクのスーパーで買ったライ麦パンとチキンとアボカドディップでサンドイッチにして晩御飯に。この黒糖パンと思って買ったアイスランドの伝統食材らしきライ麦パン(ルグブロイスというらしい)はやたらとゴムゴムしてるし、冷たいし、部屋に電気ケトルがないから暖かいものも飲めないしで、この日はなかなかの鬱飯でした。早く朝食を食いまくりたい。ホテルのロビーにケトルがあったから、もしかしたら借りれたのかも?

この日の移動はこんな感じ。

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