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コーチング・対人支援系商品/サービス価格価値の決まり方


いきなり結論、
基本的にはクライアントからの"距離"で決まります。


この距離というのは、

物理的な距離
とも言えるし

クライアントとコーチの思考視座的な距離
とも言え

クライアントの現在地からゴールへの距離
とも言える。


一旦物理的な距離、
つまり交通費的なモノで考えると分かりやすい。

東京から埼玉へ行くより、
北海道や、海外のブラジルへ行く方が交通費は高くなりますよね。


基本的にはこの考え方と共通です。


コーチングや対人支援で
一定以上の価格価値を持たせる為には
この物理的な距離の考えと似た形で、


・クライアントと"簡単に会えてはいけない"
・視座の距離を取る=視座ステージが"最低1つ以上"で在り続ける
・クライアントのみでは想像すらできない距離のゴールを想起&到達させる


といったそれぞれの距離が必要です。

各々について解説します。




クライアントと"簡単に会えてはいけない"


例えば

・少なくとも毎日顔を合わせているレベル
・隣に住んでいてインターホンですぐ呼び出せる

といった距離感と比較すると、

・滅多に会うことが出来ない
・なかなか知り合いになれない
・1対1での予定を合わせるが大変そう

といった相手の方が単純に考えてレアですよね。



いわばそれと同じ感覚。



よくコーチングを仕事にしたい人が

"既存の友人や知り合いに対して
 有料のサービス提案するのはハードルが高い、
 心理的なブレーキがある気がする"

というのは

どちらかと言えば
サービス内容の品質やクオリティ云々の問題というより
この物理距離が近くて多重関係が発生してしまうから、
という理由がほとんど。



逆に言うと
"簡単に会えない人"、"忙しい人"
として時間的なレア感を高める事で
意図的に価値を高めるという事もできないことは無い。


更に言うなれば、
その"忙しい"事にするトピックスについても、

1件1件のクライアントワークも対応しつつ、
別で併行して回したい事業やミッションを持っていたり、
子育てや家族の為の時間を優先することだったり、
(※子育ては立派な事業です。)

趣味レベルであっても
読みたい本を読んだり、
やりたいゲームをやったり、
行きたいライブに行く、
旅行に行く

等、ぶっちゃけなんでもいい。


言うなれば、
"やりたいことに溢れている"
という状態を保ち、
そのスタンスを崩しさえしなければいい。


なので、
ひとまず物理的な距離が保てる
レアな人になるには、


現事業を規模を鬼のようにスケールさせるも良し、
他事業を複数持つも良し、
家族との時間を死守するも良し、
沢山の趣味や遊びに挑戦するも良し、
創作に集中しまくるも良し、
ひたすら無の時間を確保するも良し。

自分が価値を感じるもの達を
真っすぐに大事にする、
という感じ。

(そして人はこれを自立と呼ぶのかもしれない。。。)



そうやって、自身なりの適切な距離を作れるようにする事。




視座の距離を取る=視座ステージが"最低1つ以上"で在り続ける


「視座ステージ」という造語が入り込んでますが、
ビジネス文脈で言うならば過去に書いた
こちらの(割と不人気な)記事で書いている
思考段階のイメージです。

仕事フェーズの思考段階を図解してみた|ぼぶ@コーチング起業戦略家 (note.com)




同じ視座ステージ同士の会話や傾聴ベースだと
どうしても共感しすぎてしまい、
互いのあるあるを共有し合う関わりに引っ張られてしまいがち。


もちろん一定の修練を積んだスキル等を活用した
セッションを行えば、
クライアント側からの内発的な気づきや
発見等の取れ高はあるかも。

ですが、それらの成果物は
ぶっちゃけ一定の内省力を持った人ならば、
1人で紙に自身の言葉を書きだして
壁打ちする価値とも非常に近いもの、

と個人的には感じます。



極論ですが、工夫すれば自身一人でも
ある程度出せる気づきの為に


・他者との1on1を1時間で約束するか
・1人で紙に書き出す1時間を自力で捻出確保するか


という違いだけとも言える。


実際の現実としては、
主体的な1人の時間の捻出が難しく、
他者と約束する前者の方が
難易度が低いと感じる人が多いからこそ、
カウンセリングとの差が少ないセッションでも
一定の価値が生まれ成り立ってる、とも言えます。



で、
それら一人でもある程度出せてしまう
気づき等の成果との差を生むのは、
コーチ側の視座位置に関わってきます。

この視座位置は高すぎても低すぎてもダメ。

ずっと高い所から一方的に話されると
普通にクライアント側のラポールが
ブチ切れた会話空間になります。笑

(謎に達観され過ぎた感じで
 ずっと関わられると
 普通に居心地悪いですよね。)



その視座の階段を適切な高さまで
上り下りをする移動能力


日常の状態としてはクライアント側よりも
数段上の位置を居心地のいい高さとして
定常的に構えている人


そうやって一定の視座の距離が取れる人
セッションに価値が生まれやすいコーチなのかな、
と個人的には思っています。



たまに普段めっちゃ視座高い所に居続けている癖に
そこからの上り下りも超上手い人がたまにいて、
その様子を目撃できた時スゲーってなります。


(そして人はこれを真の""頭の良さ""と呼ぶ、、、)




クライアントのみでは想像すらできない距離のゴールを想起&到達させる


一番取れ高があるのはやはりこのポイント。

クリエイティブ&イノベーティブ思考を
コーチとクライアントの協創関係の成果として
どこまで発揮できるかどうか。



自分一人では何故か思いつかなかったのに、
発見・構築してみると
非常に自分らしいゴール設定。


自分でそれまで向かい続けていた
目標や考え等からは、
まさしく異次元の成果物。


ちゃんと踏み込むところまで踏み込む
セッションならば、
この領域を捻り出せてなんぼ。



特に初セッション等であれば
クライアントのそれまでの人生を
再定義し直してしまうぐらいの
インパクトが生まれがちポイント。


文字通り次元が変わってしまうので
もはや距離すら測れない。


ただそこまでの成果を出すからこそ、
正しく機能している時の
コーチングに対するフィーは
価格を付けようにも付けきれない、
ぐらいの価値感覚が生まれる。



過去記事でもその辺の感覚をちょこちょこ書いたりしてる。

共感しないコーチング|ぼぶ@コーチング起業戦略家 (note.com)



そこまで出来るなら
そりゃ相応の価格価値も付けれるわな、という話。





まとめ


1.共有時間などの物理的な距離を取り
2.視座ステージの思考的な距離も取れており
3.成果物はクライアントの想像を超えた次元


というトータルすると

もはやほぼ値段がつけようがない
しかしながら圧倒的価値が存在する

のレベルにまで設計した
それぞれの距離に対して、

現在の市場経済に無理やり当てはめ
価値交換のツールとして
コーチングフィーを設定する


という要素が
何らかの成果を目的としているタイプの
対人支援系サービスの価格設定の元となる根拠。



つまり
正しく機能したセッションは
値段がつけられないぐらい高価値
にまで跳ね上がる訳ですが、

現実としては


個人が支払える価格帯レベル

コーチ側が受け取れるファイナンスの器
&関わる期間

で具体的な金額は落ち着いていくのかな、と思います。



ある種、ちゃんと機能さえすれば
個人が支払って手に入れるサービスの中でも
命や病気に係わる治療の次ぐらいに高価値な領域
という認識に出来るかも?しれません。



全体的にやや抽象的なまま
書いてしまいましたが、
どこかしら参考になれますと幸いです🙌






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