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令和時代の「働きやすさ」


昭和生まれの僕にとって令和の時代は実に生きやすい。


40代以上でサラリーマン経験者の方なら大体経験されていると思うが、職場でのサービス残業や飲み会の強制参加、今では大問題だがセクハラ・パワハラなどが日常茶飯事な時代があった。僕もその時代を経験したひとりだ。
昔は上司先輩からのパワハラ(当時は全くそう思わなかったが、今ではアウトなことが多々あったと思う)、営業職になってからは社内にとどまらず社外の取引先からもコンプライアンスに反する扱いをいろいろ受けてきた。

今でも会社や業界によってはこの悪しき慣習が多少は残っているのかもしれない。だが今は、雇用される側の主張がしっかり守られコンプライアンスの意識も高まり、10年・20年前と比べ本当に働きやすくなったように思う。
日本の古臭い企業体質に嫌気がさしていた自分にとっては、今の時代はとても居心地がよく実に生きやすい。


古き悪しき時代


以前は僕が勤めたどの会社も就業規則などあってないようなもので、残業や有給休暇の申請など考えられなかったし申請すること自体がタブーだった。
実際に、僕が経験したブラック案件を書き出してみよう。
①定時に帰ったことで翌日社長室に呼ばれひどく叱られる。
②ある日突然、「今日から1ヵ月間、全社員は1日も休まず働け!」と社長直筆で全部署にファックスが届く。
③売上目標が達成できないと坊主にされる。
④販売ノルマを達成しないと売れ残った商品はすべて買わされる(給料天引き)。
⑤求人で噓をつく(残業、休日出勤ありません!など)。
⑤社内恋愛禁止。
まだまだあるが今じゃ完全にアウトなことだらけ。。。

労使は本来対等な立場でなければならないのに、昭和~平成の日本の労働環境は明らかに「使うほうが上」で「使われるほうが下」という構図が当たり前にあったと思う。
これは商売においても同じことが言えるのだが、「お客様は神様」と言われた古き悪しき時代があり、金を払う側が偉いというのが常識としてあったのだろう。


未来は決して暗くない!


僕は若い人が好きだ。エネルギーに満ち溢れ、柔軟な思考で次々新しいことに挑む若者にはいつもリスペクトしている。
若い世代は常におじさん世代から「根性がない」とか「礼儀がなってない」と言われる。結局いつの時代もそうなのだろう。僕も若いころはさんざん言われた。不条理に潰された人を何人も見てきた。しかし今の令和の時代は少し違う。どんな人でも主張がしやすい、自由に生きやすく働きやすい時代に少しづつ変化しているように思う。

少子化が進み労働人口が減少しつつある日本。ぜひ若者が潰されず、働きやすい、挑戦しやすい社会になっていってもらいたい。
未来は決して暗くないぞ!と、これから社会にはばたく若者に令和に生きるZ世代的おじさんからエールを送る。


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