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CBからのビルドアップ①〜ビハインドの動き〜動画解説

ご覧になっていただきありがとうございます。

今回から数回に分けてCBからのビルドアップについて書きたいと思います。まずは、Twitterでもアップした以下の動画のビハインドの動きについてです。

CBなら是非習慣にしておきたい動きですね。いくつかポイントをあげたいと思います。

(1)味方SBへのプレッシャーの矢印を見る

まず、動画のRCBがRSBにパスを出すときに相手のSHがどのような構えをしているかを見ます。自分もプレッシャーを受けているときは速く判断しなければならないですが、相手のSHがRSBへのプレスを狙っている、または出した瞬間に狙って出てきた場合はすぐにSBに対してビハインドサポートができるように動きます。

(2)パスを出した足の着地を動き出す第一歩にする

次は細かいですが動き方です。このビハインドサポートは、早ければ早いほど良いです。なので通常通りに蹴り足を着地させるのではなく、蹴り足の着地を第一歩にしてビハインドサポートの方向に動き出す意識を持てるようにします。これは、マンチェスターCのラポルテなどは習慣的に行なっています。

https://youtu.be/0fX7YyaOV9k

あまりそのサポートのみに特化した動画はないですが、サイドにボールをつけた後のステップワークをみてもらうと必ず着地足からビハインドサポートに動くためのステップを細かく取っていることがわかるのではないと思います。

(3)相手FWのプレッシャーを受けないところまで深さをとる

これは当たり前といえば当たり前ですが、重要なことです。ビハインドサポートをするときは、自分がボールを受けたときに相手FWのプレッシャーを受けない位置まで深さを取ることが重要です。これが十分でないと結局FWに寄せられて押し込まれてしまいます。深さがあることで、逆サイドへの展開が可能になります。

(4)相手FWが自分にくいついた場合はアンカーを使ってチェンジサイド

(3)のビハインドの深さを取ったときに、相手FWが先読みしてCBまで出てくることもあると思います。そのときはどこが空くか。それはアンカーへのパスラインです。このときアンカーの選手がそれを察知していることも重要です。この辺りはTRで事前に落とし込んでおくことが重要です。

そうすると、動画の最後のシーンのように、CBへのパスラインを切られても、その分アンカーが空くのでアンカーの選手から逆サイドへ展開することができます。このときアンカーの選手も寄せられると思いますが、ワンタッチでGKまで落とす選択肢をあらかじめ持てていれば多少寄せられてもプレーが可能になります。

ご拝読ありがとうございました。


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