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[BNN日誌] 4.16 家で本を作りながら

皆さま、いかがお過ごしですか。出版社BNN編集部の石井です。

こちらは割りかし元気にやっている反面、もちろん叫び出しそうです。前線の方々の不安とは比較になりませんが、個人的には、この数年で努力して探り得た、自分らしい仕事/生活/健康(また疾患との取っ組み合い)のデリケートなバランスが脆くも崩れ、内外のリズムを欠いて始まる悪循環に飲み込まれそうになりながら、毎朝押し寄せる不安をえいえいえいと押し返すヘビーな日々。。

今回は、少々内輪向けではありますが、こんななかでも自分やBNNにまつわる周囲が少しでも安心できるように(本来なら安全が欲しいところですが)、「よいこと」を伝えたいなと思って書いています。弊社のファンは私が思いつく限り3名ほどいらっしゃるの(み)ですが、新刊を楽しみにしてくださっている方はもちろん、著者の皆さんや、いつも伴走してくださるデザイナーの皆さん、たくさんのパートナーの方々・スタッフとも、現状を共有できたら嬉しいです。

さぁ、不謹慎と言わず「よかった」を挙げてみましょう。

◎まだ潰れない

まず会社単位でいえば、早々に倒れるということはなさそうです。とか言って徐ろに倒れることはあるので気は抜けません。例によって小さな利益で回していますし、しばらく売上ががくんと減るでしょうが、小さなチームでやっているので、耐えられる間に打てるだけの手を打ちます。そう、やりようがある。よかったよかった。

◎よって暇ではない

これまでと変わらず、各々が世界に必要と信じる本(本の形とは限らないけど何かしら)を作り、これまで以上にできることはないかと探っています。まぁよかったか。うん。自宅にいながら新しいゲームをDLしている場合ではないというのはままならないけど、やることがあるのはよかった。

◎これを機にあれこれ試せる

業務改善はもちろん、本筋から外れた企画まで、平常下だと後回しになっていたこと、タスク選考からは漏れがちのやりたいこと、それやってみちゃう?といった笑い事も、今ならやってよしの機運。傍目には小さなことばかりかもしれないけれど、いつも以上に素早く意思決定してあれこれ試せる。これはよかった。新しいことは楽しいもん。やれることやってこ!

◎大きな変化も見込める

より良い変化のために自ら動く動機を持てたと思います。元々会社は柔軟で自由な気風ですが、なぁなぁ気質もあり、堅くて古い業界にまぁ仕方ないかと合わせていたシステムの見直しや、サテライトオフィスを検討するなど、業態や環境の好転を目指しています。もちろんリモートを強いられると良い面ばかりではないけれど、多様な選択ができるなら話は変わる。うん、よかった!


しばらくは自宅作業により、また自粛下の市場の状況をみて、電子版を先行して発売するなど発刊に調整をかけると思いますが、決裁のおりた各タイトルの制作およびこれから企画会議にかけるタイトルの仕込みはしっかりと進めていきます。関係者の皆さま、無理のない範囲でお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

そしてまだアイデアだけど、BNNさんこれど〜ですか?という振りもお待ちしております。また、ステイホームで執筆したるぜ!という気概のある著者さんはご一報ください。

そしてもちろん我々自身に、社員やアルバイトの機転に、期待しています。各々がパブリッシャーとしての理念をもって、日々誠実に軽妙に仕事をしてほしいと思います。

おまけ:個人的な「リモートよかった」
・昼間の光でインスタに上げる写真が撮れるので満たされる
これくらいですわ。


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