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当社がBMIAの賛助会員になった理由

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。初めましての方もいらっしゃると思います。私は株式会社日立社会情報サービス(以下、当社)に所属している喜納真里子(きな まりこ)と申します。
当社が一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会(以下、BMIA)の賛助会員になったのは約1年前の2022年8月です。なぜ賛助会員になったのか?を聞かれることが増えてきたため、BMIAのnoteを通して皆さまにお伝えします。


日立グループ内でのワークショップに感動!

私は、株式会社日立製作所の草間隆人さんが所属なさっていたことがきっかけでBMIAを知りました。草間さんは日立グループ内でも、草の根活動を自主的に開催されており、以前よりお名前を存じ上げていました(ちなみに、現在当社とBMIAが共催している「事業を創る人の大作戦」にもご登壇いただいています)。

自己流で学習しても、なかなか理解することができなかったフレームワークの使い方を知りたくて、草間さんのワークショップに初めて参加したのは、コロナ禍前の2019年のことでした。

“日立グループ向け“と言っても、知っている人が誰もいない”アウェイ”なワークショップに参加すること自体が、私にはとても勇気が必要なことでした。しかし、実際に参加してみると、心理的安全性を高く保つようデザインされており、本名ではなくニックネームで呼び合い、上下関係を意図的に作らせない工夫満載で、私が抱いていた不安はあっという間に消えていきました。知りたかったフレームワークの使い方や実務での活用方法がおもしろいほど理解できて、終わる頃には「また参加したい!」と思うほど忘れられない体験になりました。

その後、私はワークショップや他の勉強会等に参加するたびに部門内で共有し、ディスカッションをしていくというサイクルを継続しつつ、実務のなかで得た知識は大いに活用し、試行錯誤を繰り返しながら自己トレーニングを積んでいきました。得た知識の活用と共有がワンセットになるように心がけることで、さらに自身の理解も深まっていたように思います。今思い返すと「事業を創る人の大作戦」の中でも話に挙がった”セルフプロデュース”を無意識にしていたことになります。

新規事業の検討に役立つのでは?

一方、当社では、このころから新規事業の検討を推進しており、BMIAの知識とコーチングスキルが役に立つのでは? と考えはじめ、上司にも相談し、賛助会員をめざすこととしました。同じ部署のメンバーの賛同を得て、複数人で基礎講座を受講しました。講座内容のみならず、受講者の質問に対して時間を大幅に超過しても、講師の皆さまが真摯に対応してくれた姿勢にも感銘を受け、BMIAの賛助会員の登録を決めました。

会社に対しては「なぜBMIAの賛助会員になる必要があるのか」をステークホルダーに向けて対話を重ねることで、承認を得ることができました。

どのように賛助会員になったのか? がここまでになります。

賛助会員になったことはスタート

賛助会員になることは私にとって、ゴールではなくスタートと考えていました。

「加入したからには使い倒してください」と、BMIA事務局長の片岡峰子さんからコメントをいただき、会員メンバーと一緒にイベントに参加して知識を収集し、対話を重ね、どのように活用できるかを考える日々が続きました。BMIAを活用していくうちに、私自身の知識も増えていき、自部門に足りないことや改善したいことが明確になっていきました。課題感を共有する賛同者を増やしながら、組織に提言することで、現在では正式に複数のプロジェクトが稼働しています。

最初は私の些細な“モヤモヤ”に過ぎなかったことが、仲間が増えることで共通課題となり、関係者一同が自分事として活動しています。

行動をする・変化をするには、準備や勇気も必要ですが、やってみると同じような課題感を持っている人と遭遇することもありましたし、私ひとりではないんだなと感じました。

あっという間に決まった「事業を創る人の大作戦」

2023年には、当社の会員メンバーの『社外とのつながりを多く持っているBMIAをハブにして、もっと多くの人とつながりを作りたい』という想いから、「事業を創る人の大作戦」の種が生まれました。BMIAに相談すると、“やらない”という選択肢がなく「いつやりますか?次のアクションはどうします?」という回答が返ってきて、文化の違いとスピード感に圧倒されました。

この文章を書いている現在までに2回のウェビナーを実施し、通常の営業活動だけでは得る事が難しい皆さまとの接点を作る事ができました。また、当社だけではなく、社外とのつながりについて課題を抱えていらっしゃる企業さんが多く存在することを改めて認識することができました。

これから皆さまと一緒に何ができるのか? を考えていきたいです。とても楽しみにしています。

変化を起こし続けるために

当社が賛助会員になった2022年8月当時では考えていなかった出来事が約1年の間にたくさん起こりました。

現状に変化を起こすためには、以下が必要だと実感しています。

  1. 興味や好奇心を持つこと

  2. 発信すること

  3. 多様な価値観を持つ人との接点を増やすこと

  4. 傾聴すること

  5. ポジティブに考えること

  6. 仲間を作ること

もちろん、常にすべてがうまくいくわけではありません。得意・不得意もありますし、気分が落ち込む結果になることもあります。うまくいくときも、いかないときにも味方になってくれる仲間がいることで、いいことも悪いことも共有し、異なる視点で物事を見ることができるようになりました。

振り返ってみると、次回の「事業を創る人の大作戦」でテーマにする、私にとっての“はじめの1ミリ”は、アウェイでもいいから、知りたいことを知るためにワークショップに参加することでした。行動を積み重ねることで、始めたときには考えもしなかったような結果が待っていることもあると知りました。そして、継続していくと、はじめはものすごく勇気が必要だったことも、いつの間にか日常になっています。

現在、当社内では、BMIA関連のイベントに関する発信数を増やし、社内プロモーションをすることで、少しずつではあるものの会員数も伸びています。この文章を読んでくださっている皆さまとだけではなく、社内のメンバーともどのようなことができるのか?とても楽しみにしています。

この文章が誰かの役に立つことを祈りながら、筆を置きたいと思います。最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

(文責:喜納)

喜納真里子 プロフィール

株式会社日立社会情報サービスでB2Bマーケティングを担当。BMIA認定ジュニアコンサルタントとしてのノウハウを生かし、自社商材の販売戦略を検討している。「事業を創る人の大作戦」では天の声を務める。また、日立グループを対象に「女性のトータルウェルビーイングを考え、選択肢を広げる」をテーマにしたコミュニティを共同運営している。
積極的に外部のコミュニティにも参加し、その活動の幅を広げている。
参考:手を取りあってタブーを打ち破る。ポーラが共創型のフェムケアプロジェクトを始動 (参加者のひとりとして取材に対応)


喜納真里子さん、執筆ありがとうございます!

設立当初は個人会員のみだったBMIAですが、その後少しずつ賛助会員(企業会員)も増え、現在では、6社が名前を連ねてくださっています。
賛助会員とは、法人でお申込みいただくもので、1口10名から承ります。社内でどなたをBMIA会員登録するかを決めていただき、その方々は個人会員同等の権利を有することになります。(BMIA主催イベントの優待、ビジネスモデル・コンサルタント認定、会員コミュニティへの参加、会員限定動画コンテンツの視聴など)

BMIAを活用して、なにか新しいことに踏み出したい方は、個人でも企業でもぜひBMIAの扉を叩いてみてくださいね。https://www.bmia.or.jp/admission/

賛助会員についてのお問合せは、info@bmia.jp(担当:片岡)まで、ぜひお気軽にお寄せください。

一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会 事務局 片岡峰子

BMIAの講座、イベント情報はこちらからご覧いただけます(フォローしてくださるとイベント公開ごとに通知が届きます)


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