見出し画像

転職活動しました

40歳、現職はSES要員。
18年振り2度目の転職活動をしました。
転職は人生で多くあるイベントでもないので「転職理由」「活動の詳細」「叶えた事」をまとめておこうかと思います。

「転職理由」

ここ4年ほどの色々な経緯もあり、娘も生まれて先々を考えた結果、転職を決意しました。あと30年働く事を考えて、この超売り手市場で転職の機会を逃してはまずいという判断をしました。

主な理由
・案件ガチャをやめ、自分で仕事を選択する
・モダンな環境での作業環境を求める
・アジャイルに身を置く
・キャリアパスが構築しやすい環境に身を置く
・働く場所を固定する
・SI多重請構造からの脱却
・残業をすれば儲かる仕組みからの脱却

こんなところです。色々な理由が積もり積もって今の会社では叶える事が難しいと判断しました。もちろん会社には前から相談もしていましたが叶いそうにありませんでした。自分と会社の双方に理由や考えがあるのが当たり前なので仕方ありません。

「活動詳細」
さて、今回の転職活動は「内定を5〜6社もらった後で比較検討し決める」という進め方を基本方針としました。自分の市場価値を確認する目的と、自ら比較検討する作業を行いたいと考えたからです。

スケジュールは以下のように考えました。

8月中旬 エージェントを決める
8月下旬 書類一斉応募
9月-10月上旬 面接
10月中旬 内定企業から比較して決定

詳細は以下の通り。

<8月中旬>
エージェントを選定するために色々なエージェントに会って話を聞きに行きました。全部で9社のエージェントと話をして6人のエージェントに絞りました。この時点でもう少し絞っておけばこの後の選考プロセスが楽だったのですが、一生付き合うエージェントを探すというのも考えていたので全員にお世話になる事にしました。

<8月下旬>
各エージェントから貰った求人や自分で探した求人350社分を1週間かけて調査しました。社風やオフィス、環境や製品の評判などをHPや口コミなどから徹底的に調べる期間です。欲しい内定数から逆算して70社まで絞り込みました。同時に応募書類(履歴書、職務経歴書)を仕上げました。この作業もエージェントが実際に書類を見てアドバイスしてくれたりします。その後各エージェントへ一斉に70社分一斉に書類応募の意思を伝えました。

<9月上旬〜下旬>
早い企業では2日後ぐらいに書類通過が届きました。最初は嬉しいものです。スケジュール調整は直近から埋まっていくので、書類通過の連絡を貰うのが遅いと後ろへ後ろへとズレてしまいます。最終的に25件が書類通過し沢山の企業と会う機会を得ました。これほど沢山の色々な業界の方と話しをする機会は中々無いので、とても充実していました。この期間はほぼ毎日19:00から面接で、帰りは21:00付近でした。WEBでの適性検査やコーディング試験なども並行してこなしたり選考が進む企業のスケジュール調整なども行います。コーディング試験は意外としっかりした物を作るものが2件あったので結構大変でした。育児に手があまり回らない事もあり妻には感謝の気持ちで一杯です。

<9月末>
9月中の面接の手応えからほぼ数社は内定が出ると判断したため、その時点で現職の会社に退職プランの相談をしました。元々の仕事の切れ目が11末であったので年内は在籍し年明けから新しい会社にお世話になる予定と伝え、会社にも了承を得ました。(その後色々あり10月から休業に)

<10月上旬>
この頃には面接も役員クラスとの最終面接が多くなり先方のスケジュールに合わせた調整をします。具体的には日中帯が多いです。先に出ていた内定企業の条件ベースで会話や交渉ができました。企業側の採用に対する温度感を感じるフェーズだという事がわかりました。ありがたいことです。

<10月中旬>
いよいよ想定数通りの内定が出揃いました。各企業にはこの時期まで回答を待ってもらっている事を非常にありがたく感じます。またこの週までに選考が間に合わなかった企業については内定が出そうな会社でも辞退の旨を伝えました。この週では転職の軸となる項目で比較表を作り面接で聞いたことや調べた情報を埋めていきます。この比較表の結果やオファー面談などを経て上位2社に絞り込みました。最終的な結論は妻とも相談して決めました。非常に良い選択が出来たと思っています。現在は育児や家事をしつつ、保育園活動(=保活)にこの経験を活かしていこうと奮闘しています(活かせるか?w)。

(ちなみに結局はエージェントの紹介してくれた会社ではなく、自分で探した求人の企業の内定を受諾しました)

「叶えたこと」
・徒歩1時間圏内の都内通勤
・作業端末がMac
・モダンな環境、アジャイル(スクラム)開発
・私服勤務
・フレックス
・年収UP
・脱SIピラミッド/SES
・同じ会社の仲間と仕事をする環境
・フルスタックエンジニアを目指せる環境
・まともなコードが書ける環境
・技術のある人と仕事をする環境
・帰社という無駄な概念が無い
・充実した福利厚生
「わかった事」
・自身の市場価値
・業界で不足がちな年代、ポスト、技術保有者
・企業やその競合企業の情報や業界動向
・採用側スキルの高低差とその判断方法
「失うもの」
・残業代(次のポジションでは残業代は無し)
・多少のお金(交通費、待ち時間カフェ代)

自分の思うような環境やスキルに携われるということでまずは満足いく転職活動になりました。働いてみてまた色々と出てくるかもしれませんが、自分で選んだ会社ということでまた長期間上手くやっていくと思います。昨今は終身雇用が崩壊し、転職が当たり前という世の中です。転職活動は人それぞれ進め方があると思いますが、何かの参考になればと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?