センター試験中に射精した話
実は今年、ある出来事から10年経った。
その出来事というのが、タイトルの通りなのである。
…いや、実話やからね?
まあまあ、そんなに引かずにさあ
読んでってくださいよ
18歳の私を取り巻く状況
まず当時の筆者がどういう受験生だったかをここに記す。
和歌山県の公立高校(定員割れ)の理系進学クラスに在籍
理系進学を断念、法学部か文学部を目指す(社不すぎて高卒で働くのは無理だと思っていた)
実家は太くない
ADHDのせいか、授業をまともに聞けない
と、こういう有様であった。
なんといっても和歌山県は北部にある私立高校が進学に強く(智辯和歌山や近畿大学付属和歌山)、県の北部以外は教育熱心ではなかった。
↑この通り、北部以外に間違えて産まれるとセンター試験や共通テストを受けるのは一苦労である。
(筆者の記憶では、南部出身の受験生はホテルに宿泊して受験していた)
筆者が在籍していた高校は県立の、一応は進学高とされているところであったがデータを見ると、国公立大学に合格するのは40人/240人くらい。
(ちなみに、J民党の2F元幹事長は筆者の高校の先輩である)
全然である。まるで税金の無駄。昔は凄かったのだろうか
しかも我が学年は、高校入試の時点で定員割れ(なぜか3人落ちた)。
当然ながら、過去に類を見ない成績の悪さで、よく集会で教師に危機感を煽られていた。
かくいう筆者も、そんな高校の定期テストで物理3点、数学Ⅲ10点(120点満点)という状況だったので他人のことは言えない。
もちろん、学年が上がるにつれ理系科目が惨憺たる結果となっていったので理系進学は断念した。
浪人とかいう、上級国民向けの遊びをする余裕は我が実家にはなかった。
だからまだマシな、すぐに成果が出ると思われる文系科目での戦いを選んだ。
それに伴い文系受験のためには、『社会』を2科目勉強しなければならなかったので独学で世界史をやった。
世界史の授業を受けることは叶わなかったが、問題ない。
どうせ受けても他人の話など、ADHDの私が聞けるはずは無いだろうからだ。
(世界史を独学した分、数ⅡBはあまり勉強しなかった。この科目を用いなくても受験できる法学部は当時いくつかあった)
そんな感じで新たに目標を定めて取り組みはじめたが、教師には反対されたことを思い出される。
「そんなん上手く行くわけあらへん」とか。
クラス全員の前で説教されたこともあった。
そんなときは
「やかましい公務員やなあ」でおk
役人ごときがワイの人生に口出すなよ。なあ?
試験当日
教師どもとの闘争などがあったが、センター試験までには筆者はどこかしらの国公立には受かるほどの学力はついていた。学力が高い、とまでは言えないが。
国公立狙いなのは当然である。
私立大学とかいう、上級国民向けの(以下略)
会場までの1時間では(電車)、まだ筆者の状態は普通だったように思う。
変わったことといえば、試験がはじまる前に
受験票の写真にシールを貼る作業があったのだが、見事にシールの向きを間違えて
終
制作・著作
━━━━━
ⓃⒽⓀ
絶望したが、その件については試験官の方になんとかしてもらった。
試験官さん、その節はすみませんでした。渡り廊下を走らせてしまい。
その後、試験がはじまってからは順調だったように思われた。
しかし『国語』の時間から筆者の地獄ははじまったのである。
小林秀雄氏という、難解で有名な方の随筆(?)が出題
小説は難解
古文もヤバい
漢文はまだマシ
という地獄。
とにかく文章量が多く、時間のなさに絶望した記憶が蘇る。
現代文は得意なほうであったが、それでも古文漢文に残す時間は捻出する余裕が見つからない。
まだ18歳の筆者はとにかく緊張した。なんといっても初めての大学受験である。
浪人、私立は選択できない上、あまりやる人のいない文転での受験。
不安がなかったとは言えない。
それに、母方の祖父が実はもう長くないと言われていた。
彼は私の大学生となった姿を待っていたようだった。
母方の一族ではいまだに、私以外に大学を出た者はないのである。
来年、なんて当時の筆者にはなかった。
そんな、試験中に考えてもどうにもならないことが去来した。
そのときである。筆者の下半身に感じたことのない何かが押し寄せてきたのは。
おそらく尿意ではない。
目の前の問題に、必死に意識を向けようとする。
だめだ。特に古文が何もわからない。自身の下半身に何が起こっているのかもわからない。
ますます「何か」が高まっていく。思考は混濁する。
挙手して、手洗いに行くことにした。
「これ、トイレに行くべき状況なんか?????????????」
どうすればいいかわからなかった。ただ、試験会場にいてはとんでもないことになる。それだけは察することができた。
ふらつきながら辿り着いた、会場の県立進学校の手洗いで見たものは
なぜか白かった。そして、起こったことを理解して心地よくなった。
補足
今回の筆者の状況は「突発性射精」と呼ばれるものであるらしい
(ワイ、精神分裂病なってまうんか…)
https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1405902551
そして、実は筆者が射精したのはセンター試験が2度目である。
初回は修学旅行の夜、夢精してしまいダムが壊れたみたいな大射精をやらかしてしまった。冬の長野の豪雪地帯だったのだが、外も筆者の下着も真っ白となった。
それがまたとんでもない量で、ガキの2、3人は容易に製造できそうであった。ただ、子宮が壊れないかが心配である。
なにしろ、下着の尻の方までビショビショだった。
↑、どういう原理かは未だに不明。
錯乱した筆者は、精液漬けとなった下着を実家まで持って帰り、母にえらく笑われた。
母「てめえ、そんなんはよ捨てとけよwwww」
つまり、射精初心者だったからこそ
「射精しそう」という事実がわからなかったのである。
そして肝心の受験の結果であるが、センター試験の国語は危惧していたよりはなんとか点数をとれた。
他科目も、特に崩れることもなく…
結果としては某国立大学法学部に潜り込むことができた。
前期はA判定で落ち、センター数ⅡBは19(イク)点だったが後期でなんとかなったのである。
(受かった大学を受験するにはセンター数ⅡBが必須だった)
やはりセンター試験本番で賢者モードを発動できたのが勝因であろうか。
P.S.
他に共通テストや、センター試験などの本番中に射精した人いません?
いたら教えてください。
このままじゃ
人類唯一のセンター試験中に射精した男
になっちまう。
以上
何かに使いますよ ナニかに