見出し画像

和歌山移住について考える(デメリット編)

きっかけ

昨日、↓のようなツィートを目にした。

昨今、密がどうとか騒がれている中で、

東北の各県より人口が少ない和歌山県

での生活は関心が高いかもしれないと思い、当該県出身の私がいろいろ書いてみようと思った次第である。

一応、大阪や名古屋という大都会に住んだ、住んでいる経験があるので
都会での暮らしと
和歌山での暮らし、両方に理解があると自負しているので、

そこまで的外れではないと考えている。

また、本稿の構成は
和歌山暮らしのデメリットを列挙し、最後に総括をするというものである。


実は本稿でメリット、デメリット両方書こうと考えたが

記事が長くなりすぎるので、
次回以降メリットを示すことにしたのでお楽しみに


和歌山暮らしのデメリット

国道沿いはうるさい

和歌山県にはいくつか国道があるが、ここで述べる「国道」は42号線である。

↑のように、紀伊半島の海沿いを走り、
その悪路から「死に(42)GO!(号)線」と呼ばれている。

悪路なら、自分で運転しなければいいのでは?
と思われるかもしれないが、デメリットはそれだけではない。

和歌山には珍走団がいまだに存在するため、そいつらが夜に駆け、危ないのである

昼はそこまでうるさくないが、夜によく出没する傾向があるので住むなら
国道付近を避けるのが無難であろう。

繊細な方は睡眠を妨害されてもおかしくはないのである。

なお、11月3日は「イレブンスリー」なるイベント(?)
で暴走族が42号線に集まるため旅行でも和歌山に行くのはご遠慮下さい。


台風銀座

和歌山は山がべらぼうに多く(↓資料参照)、平野はそこそこ大きい川の河口付近にしかない。

まとまった平野を除外すると、人が住める平たい土地は川沿いにしかない(大体)。

なので、県民は川沿いか海沿いに住んでいることが多いのであるが、
常連の台風などで川が溢れればもう、ひとたまりも無い。

そういった被害を被る確率が高くなるのである。

その上、山間部に避難しても、土砂崩れの可能性は拭えない。

山沿いでもなく川沿いの、平野部の真ん中に住めば避けられはするが、
そこまでして和歌山に住む理由があるのかは疑問である。

南海トラフも手ぐすね引いて待っていることであるしね。


欠かせぬ自動車

先ほど、国道の話をしたが電車についても述べておく。

結論から言うと、貧弱の一言。

北部以外はJRくらいしかない。
それも、国道42号線と同様に海沿いを走っているに過ぎない。

そのため、内陸部に住むことになれば自動車は欠かせない。

例えば、私のような運転免許の学科試験を落ちた上、注意欠陥(ADHD)傾向アリ
の奴はなかなかハードな生活を強いられるのである(帰省した際は親に頼る)。

また、山間部のドライブにおいては鹿や猪との激突にも気を配らねばならない。
(よく鹿の脚だけが道端に落ちていた。おそらく車と衝突したのであろう)

大阪や名古屋に住んでいた方などは戸惑うこと必至だと思われるので、
ここに記しておく。
和歌山には地下鉄も、新幹線が停まる駅もないのだ。


言語

ハードな内容が続いたのでここで一休み。

実は、和歌山県民はあまり敬語を使わない(特に海南市以南)。

関西たる和歌山において「〜してはる」とかいう、
「The関西敬語」を私は生涯で使ったことがないし、年上にあまり敬語で話すことは県内においてあまりなかった。

少ないとは思うが、そういったところで気分を害する方がいるかもしれないので述べておく。

また、上記特徴に加えて紀州弁というのはどことなく乱暴に聞こえるものである。

イメージで言うと
『村上海賊の娘』に出てくる海賊達が話す言葉である。

繊細な方などは、原住民の言葉の荒さに慣れるまでに時間がかかるかも知れない。


光回線

また、冒頭で引用したツイートではリモートワークが前提となっていた。
そこで欠かせないのが光回線であるが、

実は私の実家はエリア外で、光回線が通っていない。

引っ越す前に引けるかどうか、以下のようなサイトで確認することをお勧めする。


交通の便(大阪までの所要時間)

重ねて、冒頭のツイートの話になるが

大阪に出やすいかどうかは住む場所次第である。

まず、和歌山県の地図を示す。

画像1

例えばあなたが田辺市に住むことになって、
「たまに大阪に遊びにいければいいな〜」と思っていたとする。

田辺市のJR駅、紀伊田辺駅から大阪駅までどれくらいで行けるかが以下の資料である
(特急を使った場合)。

画像2

↓が普通列車を乗り継いでいく場合である。

画像3

つまり、
田辺市など紀南地域で暮らす場合は最低でも2時間は大阪までかかるのである。

※紀南に住むな、と言いたいわけではなく、紀南地方は家賃が和歌山市に比べ圧倒的に安いというメリットがあることも付け加えておく。

もしあなたが、大阪に高頻度で行きたい場合は、和歌山市(和歌山県北部)に住むなど工夫が必要だということでもある。

和歌山市のJR駅、和歌山駅から大阪駅に行く場合↓

画像4


デメリットの総括

以上、ここまで和歌山暮らしの注意点というかデメリットを列挙してきた。

私見であるが、
移住には和歌山市がベストなロケーションである
という結論が浮かび上がってきたのではないだろうか。

挙げてきたデメリットの内
・台風
・自動車必須
・大阪までの交通の便
この3点は解消できる可能性が高いからである。

・台風ならびに水害
は、河沿いや海沿い以外の平野部に居住すれば防げる可能性が上がり、
県内で最も広い平野は和歌山市街であるからだ。

・自動車必須
については、和歌山市は比較的バスが充実している(県内他地域に比べ)ため

そして、
・大阪までの交通の便
は県内最北の地である和歌山市が最善である。

これらの理由から和歌山市をお勧めする。

ただ、林業や狩猟産業に就きたい方はこの限りではない。
山の中で暮らすならいくらでも困らないのが我が和歌山県なのだから。

だが、↑のような方は、noteユーザーの中では少数派だと思い
県内で最も都会チックな和歌山市を選んだまでである。


不明点などあれば、コメントなどでご教示頂きたい。
以上


何かに使いますよ ナニかに