見出し画像

母は無事、父もきっと無事

新型コロナは基礎疾患がなければ大丈夫?

 先日、新型コロナウイルスに感染した父と母。父は熱が高く入院したが、母は全くの無症状。平熱で、鼻水も出ないし、咳も無い。味覚も嗅覚も変わっていない。偽陽性(実際にはコロナにかかっていないけれど検査結果はコロナ)の可能性はあるけれど、それにしても本当に症状が全く無い。
 父は入院して熱も下がってきた。肺炎もほとんど無く、このままの状態が続けば退院できそう。だからきっと大丈夫。
 父も母も基礎疾患は無い。父は高血圧だったが、なぜか最近治って薬が不要になった。若い頃はベビースモーカーだったが、20年ぐらい前にやめている。そういえば母が風邪をひいているところを見たことがないような……。基礎疾患がなければ、新型コロナウイルスは自分かかる分には恐ろしい病気ではないのかもしれない。味覚障害等の後遺症は怖いが……。

新型コロナの真の恐ろしさ

 無症状の人から感染する割合は24%だそうだ。母の状態を鑑みるに、無症状の人は相当いるのではないかと考えられる。

https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20210227-00223644/

 無症状の人が、無自覚なまま誰かを感染させ、その誰かに基礎疾患があったり、たまたまめぐり合わせが悪かったりすると、重篤な状態になり死に至る。実家に帰った弟(自覚症状有)が、父親に新型コロナウイルスを感染させてしまったた話は、やるせなかった……。

 この病気の真の恐ろしさは、自分は平気でも、誰かに致命的なダメージを与えることである。その誰かは、自分の大切な人かもしれないし、誰かの大切な人かもしれない。そして医療を圧迫し、疲弊させる。本来ならば助けられるはずの命も助けられなくなる。老人は見捨ててトリアージ(治療の優先順位を決めて、助けられない人の優先順位を下げること)すれば良い、と言う人もいるが、トリアージをするような状況になれば、医師も看護師も心が持たなくなってしまうだろう。彼らは患者を助けることが使命なのだから。

 マスクは大事

 自分は新型コロナウイルスに感染しているかもしれない、と思って行動するしかないと私は思う。マスクは自分がうつらないためではなく、誰かに移さないようにするもの。ウレタンマスクはスカスカで意味が無いので、不織布のマスクをする。マスクを外してしゃべらない、外食する時は黙って静かに食べる等、できるだけ飛沫を飛ばさないように気をつけて行動する。もちろん、外から帰ってきたら手洗いうがいもする。
 もうしばらくは、コロナの前の生活に戻ることはできなさそうだけど、なんとかやっていくしかない。

小説の取材や資料の購入に使わせていただきます。 サポートして頂けたら、とても嬉しいです。