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【2年前と今を比較して】 飲んでいる薬 「気分変調症」

私は通院頻度が高いので、2年間でお薬手帳が4冊目に突入しました。
2,3冊目はうっかり無くしてしまったのですが、1冊目が偶然見つかりました。

(私が本当に気分変調症なのかはまだ少しだけ疑問ですが)
気分変調症は「うつ病」や「双極性障害」と異なり、本当に情報が少ないです。

ネットを漁ろうにも書籍を探そうにも、ほとんど見つからない。
病気を解決したい人も、その周囲のパートナーや家族にとっても、この環境は非常に厳しいです。

なので、私が飲んでいる薬についてあけっぴろげに公開したいと思います。
少しでも同じ病気を抱える誰かの参考になれば幸いです。
(あくまで一例だと思ってご覧ください)
薬の量の変更や、初めての処方があったものを太字にしています💊

2022年6月 初めての処方

  • 漢方「抑肝散」5g 1日1回 
    目的:気分を落ち着かせる薬

  • エスゾピクロン錠1mg 1日1回 
    目的:熟睡できるように寝つきを良くする薬

  • セルトラリン錠25mg 0.5錠 1日1回 
    目的:意欲低下を改善、気分を落ち着かせる薬

2022年7月 4回目の処方

  • 漢方「抑肝散」5g 1日1回 
    目的:気分を落ち着かせる薬

  • エスゾピクロン錠1mg 1日1回 
    目的:熟睡できるように寝つきを良くする薬

  • セルトラリン錠25mg 0.5→0.75錠 1日1回 
    目的:意欲低下を改善、気分を落ち着かせる薬

  • new! ロラゼパム錠0.5mg 1日1回 
    目的:不安を和らげる薬

  • new! トラゾドン塩酸塩錠25mg 0.5錠 1日を1回 
    目的:意欲低下を改善、気分を明るくする薬

(省略)

2022年11月 8回目の処方

  • 漢方「抑肝散」5g→7.5g 1日1回 
    目的:気分を落ち着かせる薬

  • エスゾピクロン 1mg→3mg 1日1回 
    目的:熟睡できるように寝つきを良くする薬

  • セルトラリン25mg 0.75錠→1.5錠 1日1回 
    目的:意欲低下を改善、気分を落ち着かせる薬

  • ロラゼパム錠0.5mg 1日1回→2回 
    目的:不安を和らげる薬

  • トラゾドン塩酸塩錠25mg 0.5錠→0.75錠 1日1回 
    目的:意欲低下を改善、気分を明るくする薬

  • new! バルプロ酸ナトリウム徐放剤100mg 1日1回 
    目的:気分を落ち着かせる薬

  • new! クエチアピンフマル酸塩徐放剤50mg 1日1回
    目的:気分を落ち着かせる薬


2年後・・・2022年の11月と比較してみる。

2024年 7月 n回目の処方

  • ロラゼパム錠0.5mg 1日2回→4回 
    目的:不安を和らげる薬

  • トラゾドン塩酸塩錠25mg 0.75錠→0.5錠 1日1回 
    目的:意欲低下を改善、気分を明るくする薬

  • バルプロ酸ナトリウム徐放剤100mg→200mg 1日1回✖️2錠
    目的:気分を落ち着かせる薬

  • new! クエチアピン錠(徐放剤ではなくなった)50mg→25mg 1日1回✖️3錠
    目的:けいれん発作を抑える薬、気分をおだやかにする薬

  • new! 炭酸リチウム錠100mg 1日3回
    目的:気分を落ち着かせる薬

  • new! ニトラゼパム錠5mg 1日1回
    目的:熟睡できるように寝つきを良くする薬

  • new! リスパダール内溶液1mg/ml 0.1% 1日2回まで
    目的:気分を落ち着かせる薬(頓服、カフェインNG)

2022年の1年間に出されたものと現在を比較して、処方されなくなった薬↓
・エスゾピクロン、漢方「抑肝散」、セルトラリン

最初はうつ症状を訴えて初診にかかるので、抗うつ薬や睡眠薬を処方されていますね。ただ、次第に収まらない様子をみかねて抗うつ薬をSTOPし、炭酸リチウムとバルプロ酸(双極性障害で使われる代表的な薬)に切り替えています。自分としても抗うつ薬は全く効いている感覚がありませんでした。

ここから双極性障害か、気分変調症かの見分けはつかないけれど、長期戦を覚悟で治療を進めていくことになります。

そして私の場合は躁状態があまり顕著に出ていないという理由から気分変調症という診断が下りました。

しかし、私は過去に精神科で暴れ狂って迷惑をかけた経験があり、それから”いい患者でいたい”という思いが強く、診察の際は言いたいことをメモして淡々と主治医に状態を伝えていました。

それが良くも悪くも診断に影響を与えてしまっていたはずです。
日々の生活が荒れていても先生の前ではそれを隠してしまっていました。

双極性障害だと言われて治療を進めていたのに気分変調症と言われた時、私は先生に自分の感情や本当の状態を伝えられていなかったのだと、いい患者であろうとしすぎていたと反省しました。

なので次の診察の際に「お時間をいただいてもいいですか。」と先生にお願いし、時間を10分もらいました。そこで今までの人生をかいつまんで説明させてもらいました。感情が溢れすぎて初めて診察室でボロボロと涙を流してしまいました。

そこでやっと最低限のことは先生に伝わったのではないかと思います。
そんなに苦労していたなんて知らなかったと先生は驚いた様子で仰っていました。

今の私は「気分変調症」を自認して受け入れていますが、メンタルクリニックを受診される皆さんにはどうか、いい患者であろうとせず、自分の気持ちを正直に隠すことなく、先生に伝えてみて欲しいです。
もしいい人であろうとしたせいで診断が正確に下されず、合わない薬を飲むことになれば、不幸を被るのは皆さんです。

そんなお節介なメッセージを添えてしまいましたが、そろそろ締めに入ろうと思います。

同じ病気といえど、それぞれの抱える辛さ、病気レベルのグラデーションが異なるのは重々承知です。それでも私は勝手に仲間だと思っています。
同じ病気で情報を発信している人が少ないから、余計にそう感じるのかもしれません。

けれど、毎日同じ病気を抱えて生きる人がいるという事実だけで私は少し救われます。1人じゃないと思えます。

仲間さんへ
辛い時間より、幸せな時間を相対的に増やしていけると嬉しいですね。
あと、手帳を取ることもおすすめですよ。税金面で優遇などメリットの方が圧倒的に大きいですからね。
私に何かできることがあれば頼ってくださいね。

終わり。








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