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コトバを深掘りする Day 15. "Vulnerability" 脆弱性 XI


Vulnerability(脆弱性)


今日は「脆弱性」について話す11回目です。
私は、少しずつ、「誠実に生きていくためには『脆弱性』が必要」だと解ってきましたが、皆さん、如何でしょうか? 今日は最近の自分にアプローチして、一緒に考えてみましょう!

”Vulnerability” を辞書で引くと、日本語訳では「脆弱性」と出てきますが、私は「脆弱性」と聞いてもあまりピンときませんでした。


ですが、このworkを進めていく中で、それは「傷つくかもしれない可能性」 や 「生身をさらすこと」 ことを意味しているのが判ってきました。

このことを踏まえて、今日のworkです。


あなたにも、こうありたいという「理想の自分像」と「現実の自分」があると思います。

例えば、息子が私に、「お母さん、サッカーの練習を一緒にやろうよ」と言われたとします。その時の理想と現実はこんな感じです。


《理想の自分像》
 「いいね!一緒にやろう!」とサッカーボールを持って公園に行き、パスやゴールの練習をする。


《現実の自分》
 「お母さん疲れているから今度にしよう」 とか 「お母さんはやることがあるから、出来ないの」 とか 「お母さんよりお父さんと練習したらいいじゃない!」 と言ってしまう。


これを見ると、現実の自分と、こうありたい理想の自分像のギャップは一目瞭然。 あなたは自分について、このような「理想」と「現実」のギャップはありますか?


先ほどの私の例をとって言えば、

・息子のサッカーの練習に付き合うと疲れるし、夕食の準備もままならないし、面倒くさいと理由をつけてしまう


・本当は、息子と一緒に身体を動かせば気持ち良く汗をかくかもしれないし、息子の喜ぶ顔も見られるのに、やる気にならない

と「やろうと思えばできるのにやらない」というズルさがあります。


今回のworkのように、「理想と現実のギャップ」を意識することは、勇気が要ることでもあると思います。現実の自分と、理想の自分に生じるギャップを見つけ出し「こうでありたい理想の自分」に近づくためにアクションを取る。ギャップを認識し・そこをどうにかしていくには、自分の弱さやもろさ等にスポットライトをあてて、そこを克服していく勇気が必要なのです。

またこれは、違う角度から言えば、ギャップの分だけ「改善のしようがある」・「伸びシロがある」わけです。

私達は「完璧・完全無欠」である必要はありません。ただ、気持ちも軽やかに、スッキリと生きていくためには、理想と現実を近づけられるように、自分に働きかけることを続ければ良いのです。もちろん、時々は休んだって構いません。
働きかけ、自分が作り出した形が理想にピッタリと合わなかったとしても、それで良いのです。その心持ちさえ忘れなければ。

今日も読んでくださってありがとうございました。
それでは、今日も良い一日をお過ごし下さい!

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