エントロピーの増大に静けさを感じる

 私は空調は「自然の空気」派だ。多少肌寒く/蒸し暑くあっても空気の流れがある方が好ましい。
 なので感染症対策で換気が推奨されている現状は、全くの儲かる桶屋状態だが非常にありがたい。キンキンにクーラーが効いている部屋より、涼しくて空気が流れている部屋の方が仕事に集中できる。気がする。
 特に空気が流れているのが分かるのは階段を登る時だ。COVID-19禍以前の気密性が高い時代、夏場に職場の階段を登っていると冷気の層に入っていくのが分かった。きちんとかき混ぜていない風呂のように『ここから冷たい空間』になっているのが分かるのだ。しかし換気をおこなうようになった去年からはそれがない。屋外から階段を登って部屋に入るまでに、いつの間にか涼しくなっている。その状態が物足りない人もいるだろうが、汗が一気に冷えることもなくなったし、私はこれでいいと思っている。
 COVID-19が去っても、換気の習慣は残ってほしい。


今日の英語:Layer of air

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