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足音踏んで風の夕 #3
ただの平日で天気もどうということもないが、静かな場所を歩けばことを得られる時もある。
旧所名跡でもフォトスポットでもなくていい、特別な日付でも暦でもなくていい。自分の勘でお気に入りの場所を歩く、そうすれば広げた腕の中に風と光は降りてくる。
深呼吸すれば肺の奥まで季節の繊細が染み透る。夕暮れと夜とのさらに小さき一瞬の透明が過ぎれば、あまねく闇き夜空がやってくる。
コーヒーよりも贅沢な時間。ここに立って見ていたのは私だけ。
今日の英語:Twilight
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