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願いとも頼りとも言えぬ感情の向かう先

 年明けから密度の高い移動とそれから仕事と。私には情報量が多く、キャッシュをクリアにすべく自転車に乗って出掛けた。

 結局外出するのが遅くなり、天候もサイクリング日和とは言えない。それでもTwilightの語にふさわしい陰影は、昼夜と世界と自分の曖昧な境界を遊泳するような趣がある。

 私にとって宗教は学ぶものであって信仰するものではない。それでも季節の節目に心のディスククリーンアップをしたい時はどうしても宗教の場に足が向かう。ただそれは合唱するものではなく、ひとりで空間に向かえるものでなくてはならない。

 今日は光と闇がマーブルのように、あるいはオパールのように。

 のけぞって空を眺めるのはいつくらいぶりか。

 太陽が空を貫通する火球のように落ちていく。いつか明けない夜がくるのではないだろうか。

 間隙の増えた脳を感じ帰路につく。
 我が祈る先は遥か彼方。


今日の英語:Dusk


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