双方向への合理的仕草
トイレ後に手を念入りに洗う人は増えたのだろうが、それより以前から不思議でならないことがある。何故パブリックなトイレの手洗い台はこんなにも水浸しになるのだ。
私は手を洗った後は拭く前に水を切る。両手を手のひらが触れ合わない程度に近付けて、スナップをきかせて手洗い台に向かって数度振る。そうしてからハンカチで拭くと水はけがいい。これは小学校の頃に教わった記憶が漠然とある。単なる習慣でもあるが、周囲も汚さず手の乾きも速く、合理的な動作だと思って続けている。
それなのにパブリックなトイレで手を適当に左右に振る人をしばしば見かける。そんなことをすれば水滴は手洗い台や鏡に跳ねるし、何より自身の衣服にもかかる。洗った後の水だから不衛生ではないが、水で周囲と自身を散らかしているという意識はないのだろうか。
こんなことを考えるのは私が神経質だからなのだろうか。いやそんなはずはない、部屋がこれだけ散らかっているのだから。自分の手に愛着があるだけなのだろう。
今日の英語:Washbasin