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自分の感情を大切にする事の弊害

Amazonプライムにお勧めされた「ミストレス」を3シーズン制覇しました。

ハマって観ていたのですが、なんだか解せない部分の多いドラマでした(ちなみにサブタイトルが「愛人たちの秘密」とありますが、それもしっくり来ない)。

イギリスのドラマなのでお国柄の違いはあると思うのですが、あまりにもドラマの中の4人が一時の感情で大切なものをないがしろにする姿に、そんな生き方が許されるのかと驚愕しました。

30代後半~40代前半と思われる4人が主人公で、抱えている物がそれぞれあって、まるでそれが解決策でもあるかのように、仕事関係の人や親友の夫や元カレなんかと割とすぐに一線を越えてしまうんですよね。

その結果、案の定夫婦関係が壊れたり、友情にヒビが入ったり、大切に思っていたはずの彼と別れたりしちゃうんです。

一線を越えるときに罪悪感とかもあるし、それがバレたらどうなるかの想像はついているんですが、我慢できなくて(?)とにかく越えちゃうんですよねぇ…。

あまりにも解せなくて、イギリスの事を色々調べてみました。

イギリスが性に奔放だったり、離婚率が多くて、不倫とか浮気へのハードルが低いのかと思っていたけれど、どうやらそういうわけではなさそう。(参考「お熱いのがお好き?セックスがお盛んな国TOP10」)

日本よりも婚外子の割合が大分多いらしいので、そこらへんは関係しているかも?(参考「結婚しなくてもファミリーを持つということ。 イギリス、家族の物語」)

ドラマなので、少ない登場人物の中でアレコレあるのは普通とはかけ離れている事は理解した上で「これはどういうことなのか?」と更に調べてみたら、イギリス人の特徴として「自分の感情を優先させる」というのが複数サイトに書いてありました。

自分が何を好きで、どういう価値観で、というのをちゃんと理解していて、それを口に出して言う事が出来て、他人がどう思おうとあまり気にしないというお国柄だそうです。

日本人は「周り」や「和」や「空気」も大切にしちゃうから、自分で自分の事が良く分かっていなかったりして、「他人軸ではなくて自分軸で生きよう」とかよく聞きますし、自分でもそうしたいと思っているのですが、でも、ドラマの中の人達のように自分の感情を押し殺してでも「成り立たせる」と言う事もしなくなるのかしらと思うと、それは私の望むものではないかなと思いました。

自分の感情を知りたい、自分の考えを言語化したい、人に伝えられるようになりたいとか思っていたけれど、それで我が強くなりすぎたり、自分ばかり大切で、周りの人の事をないがしろにしないように注意しないと。

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